きんそくお知らせ

洗堀モニタリングシステム

洗掘対策 橋梁基礎の常時モニタリングセンサーで実現


 近年、災害が激甚化・頻発化し、特に梅雨や台風時期の風水害(河川の氾濫など)が毎年のように発生しており、河川に架かる鉄道橋梁においても、洗掘による傾斜や流出等の被害が増加しています。こうした状況下で、きんそくは洗掘状況を常時モニタリングできるシステムを、大阪市立大学(現大阪公立大学)様のご協力と西日本旅客鉄道株式会社様の鉄道橋梁をお借りし実際に当該システムを検証することで、開発することができました。

 令和4年7月19日に発表された国土交通省のJR河川橋梁の緊急調査結果においては、特定の橋梁で計画的に措置が必要であることが確認されました。また、これらの橋梁は監視対象とされ、通常の監視をより強化することが求められています。

 そこで我々が開発したシステムでは、橋梁基礎の洗掘状況を常時モニタリングで監視し、洗掘の変状はもちろん、濁流時においても洗掘状況を確認することが可能となりました。これにより、洗掘によって起きる橋梁の重大事故を未然に防ぎ、運転保安、旅客および公衆などの安全ならびに列車の正常運行の確保が可能となります。また、遠隔地から洗掘状況を確認することで、スムーズな情報共有にも役立ちます。

現在も試験的にモニタリングを実施中です。


◆お問い合わせ先

 株式会社 きんそく 技術本部 田中
電話:075-682-7730

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