2024年5月29日
テーマ『倦まず弛まず』
今月の「致知」特集のテーマは「倦まず弛まず」です。
コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい代表推薦優良感想文を掲載いたします。
代表推薦優良感想文
テーマ:『倦まず弛まず』 今期から和歌山支店では内業勉強会を実施している。僭越ながら、スケジュールの考案や準備を任せていただいている。月1回、計12回の勉強会で何をテーマにするか考えたとき、まずは、各グループの業務を共有しようと思った。しかし、それが終わればほかに何をしようかとても悩んだ。回数をこなすことに気を取られて、薄い内容しか思いつかなかったのだ。そこでいったん、自分事として考えを改めてみた。途端、何をすべきかどんどん出てきた。まずは内業者に不足していることが何かを知るためアンケートを取ったり、上長に聞き取りをした。内業者の課題が分かれば勉強会のテーマにつながった。今では12回では足りないと感じるくらいだ。内業者や上長の意見を取り入れてテーマを決めたことで、ノルマのように感じていた勉強会が意味のあるものに変わった。この感覚をみんなが持ってくれたら嬉しい。そして、みんなが同じベクトルで勉強会に参加できるよう、渦の中心となりたい。勉強会が無駄じゃなかったと思えるよう、学びに徹したい。 和歌山支店 技術部 S.N |
テーマ:『人間力を高める教育ここにあり』 車通勤をしている私が、朝、信号のない交差点で横断のタイミングを待っている小学生のために停止すると、軽く会釈しながら渡った女の子2人。渡り切ったところでくるっとこちらに向きを変え、2人同時に深々と礼をしてくれた。その姿勢があまりにも綺麗で感動してしまった。そのまますっと顔を上げて自然に歩き出す2人を見て、彼女たちはいつも当たり前にしていることなんだと感じさせられた。これがもう10年近く前の出来事だが、先日同じ小学校のおそらく1年生が同じ行動をしていて、「日本の未来は明るいな」と、嬉しくなった。今のところその小学校の生徒にだけ見られる行動だが、子供の手本になるような行動を、私たち大人が常日頃から心がけないといけない。小さな体に学びと彩りをもらった朝だった。そんな出来事もあり、今期はもっとしっかり勉強せねばとリスキリング講習に申し込み、さっそく5月の課題に取り組んでみた。が、簡単なはずなのに上手くマクロが作動しない。何度も試し、上手くいったらいったで先ほどと何が違ったのかわからない。何度かめげそうになるも「絶対今日完成させると決めたから」と自分を奮起させ、なんとか完成させることができた時は、私でもできるんだ!と大きな充実感があった。すると普段の業務でこれが使えるかも、あれはこんなマクロを組めるかも、と自然と仕事の進め方を模索していた。前期のリスキリング講習は「私にはこんなの無理」と自分で決めつけ、挑戦すらしなかった。勿体ないことだったと後悔し、今期もあるなら絶対参加しようと決めていた。会社がそんなことをやってくれるの、と羨ましがる友人には無言で笑顔を返した。まずは1歩、踏み出すことが大切だ。その瞬間から、私の未来は広がる。どんな時でも素晴らしい世界が見える自分でいたい。 和歌山支店 管理部 M.I |
テーマ:『今も料理が恋人この道に終わりなし』 このインタビューを読んで一番最初に思ったのは、研修でも代表がよく言われ、経営計画書にも書かれている『ワークインライフ』だ。道場さんはまさにこの言葉が当てはまると思った。世の中には『ワークライフバランス』という言葉が溢れているが、『ワークインライフ』という言葉はあまりなじみがない。私はきんそくで働いているから知っている言葉だが、一般的にはどうなのだろうか。と思い、少し検索してみた。するとたくさんの企業がこのことについて発信をしていた。仕事と生活のバランスが取れている状態が『ワークライフバランス』で人生の中の一つに仕事がある状態が『ワークインライフ』だ。直訳したようなことが書かれていたのだが、『ワークライフバランス』はどちらかの優先度を上げるとどちらかの優先度が下がり、バランスをとることが難しく、心や体に良い効果悪い効果が出やすい。一方、『ワークインライフ』は仕事と生活が対立関係になく、生活の一部として自分らしい生き方を実現させることだとあった。また自発的かつ自律的に働くことができるという事が前提にあるらしい。道場さんは料理が好きで、仕事に対して高いモチベーションを保ち、90歳を過ぎてもなおやりたいことがあり、とても充実した人生だと感じた。研修でも「年々、仕事ときんそくの交わる部分が大きくなってほしい」とおっしゃられていたのはまさに道場さんのような状態であろう。先日の感謝祭に娘を連れて参加させていただいたことで、家でも会社の事を話す機会が増えたように感じる。娘も一度あった方たちの話なので興味深そうに聞いてくれる。ニュースを見ていても仕事に関わりそうなことが出ると、携帯でさっと調べる。そうやって私の生活の中にきんそくと交わる部分が大きくなってきた。管理部の仕事は好きな仕事でやりがいも感じている。自発的かつ自律的に仕事を進め、道場さんのように充実した人生だと言えるよう、日々努力したい。 本社 管理部 M.S |
テーマ:『倦まず弛まず』 今年京都マラソンに初挑戦しました。去年夏頃から気分転換にジョギングを始め、むくむくと意欲が湧き、同志を得て申し込みました。とは言えいつも近くの二条城を一周、二周するのがやっと。4キロにもなりません。途中喘息を発症して練習できない期間もありましたが様子を見て少しずつ練習を増やし距離を伸ばし当日を迎えました。京都マラソンの制限時間は6時間。歩かなければ、走り続けられればゴールできると教えてもらいました。結果は5時間33分。トップランナーの倍以上の時間をかけました。苦しい苦しい時間でした。ひたすら前を見て動かない足を手を振り続けました。沿道の声援に後押しされてなんとか顔をあげてただひたすらに励みました。私は飽き性で、何かに打ち込んで目標を達成できない自分をとても不甲斐なく思っていました。しかし今回のマラソン挑戦でゴールする喜びを知りました。今でも反芻してじわじわと満足感を味わっています。人生はよくマラソンに例えられます。走り方、スピード、コースは様々です。景色を楽しむとて気をそらされないように、環境やコンディションに変化があっても諦めないように、いつもゴールや時間を意識したいと思いました。価値のある賞を目指してこれからも励もうと思います。 京都支店 技術部 A.O |
テーマ:『倦まず弛まず』 「仕事にも人生にも締め切りがある」の―文が目に留まった。先日の一般社員研修において、幾度目か我が家の長期計画表を書く機会を与えられた。長期計画表に両親の年齢を入れる度、両親の人生の締め切りを否が応でも意識させられる。父はまもなく70歳を迎えようとしているが、仕事に趣味に忙しい日々を送っている、と母から伝え聞く。数年前より滋賀県倫理法人会に所属し、その関係で致知を購読しているそうだ。実家に帰った際、致知が置いてあって驚いたことを記憶している。父は自分が幼少の、まだパソコンが一般家庭にあまり普及していないころから、パソコン関係の仕事をしている。そのおかげか、毎日のように地域の方からパソコンを診てほしいという電話がかかってきているようである。そのような父の姿を見て思うのは、当時から二十年後の先を見通してパソコンに触れていたからこそ、今の父があるということだ。父なりに限りある時間を無駄にせず過ごしてきたのであろう。自分は、両親に対して今何ができるのか、考えながら日々を過ごしていきたい。次に実家に帰ったときは致知について、父と話してみようと思う。 京都支店 技術部 A.F |
テーマ:『倦まず弛まず』 人が生きている中で、一つの物事に熱中するものに出会える確率はどれだけあるのだろうか。今回、生涯現役を貫く「和食の神様」と呼ばれている道場六三郎さんのインタビュー記事を拝読しました。道場さんが「料理」という仕事に向き合う中で大事にされていることの一つである、「たとえ嫌なことがあっても『なんとかなるさ』の精神で辛抱し努力していけば、必ずいいことが起こる」という考え方に近いかもしれません。私はきんそくに勤めて10年の月日が経過し、一時精神的にきた出来事を経験しました。毎日が楽しくない、仕事にも影響が出てしまい、自分が自分じゃない感覚があったので会社を休職しました。しかし、その時でも考えてしまうのが、私が仕事を休むことでどれだけ周りの方に迷惑をかけてしまっているのだろうかというネガティブな考えしかできなく毎日泣いていました。しかし、周り方々はこんな私のことを見ていてくださり叱咤激励をしてくださったり私自身もこの状況を打破するために資格の勉強をし合格することもでき、思い悩んでいる私自身がアホらしくなりました。ちょっと視点や考え方を変えることで人は変わるんだなと思いました。 京都支店 技術部 T.S |
テーマ:『倦まず弛まず』 飽きない、心を緩めないということは自分との戦いだと思う。 スキルも人間学も不足を指摘して頂き、間違えを何度も何度も正してもらう。歩みを止めるのは、自分でしかなく、成長を続けるのは他カへの感謝。日々の業務で失敗し、フォローしてもらう中で、次は失敗しないようにノートに記す。それでもまた失敗する。感謝を続けないと感謝されるような”いい仕事”はできないのだと思う。海外での測量契約やアライアンス契的など、スキルも人間学も求められる仕事を経験させて頂く中に、自分の致らないところに情けない、ふがいない、悔しいことがたくさんある。それでもきんそくとして前に進んでいけるのは、まわりの協力あってこそ。失敗を書き留めることも財産になる。前を向いて業務に取り組みたい。また、この間、親孝行の励行で感謝を表現する。感謝し、感謝される心の掃除にもなる機会を頂いた。親孝行補助金の制度は本当に誇らしい制度だと思う。時間をかけて両親に感謝を伝える習慣をつけて頂いた。年1回は制度に背中を押してもらい、そこから機会を増やしている。ありがとうございます。 京都支店 営業部 K.F |
テーマ:『倦まず弛まず』 私は姉二人が最初に就職した会社でずっと勤めているのに対し、1年で転職しました。次は長く勤務したいと思いましたが、そちらも環境の変化による通勤が難しくなり3年程で退職しています。どちらも仕事がいやになって退職した訳ではないのですが最初の退職時、姉に比べて自分はなんて不出来な子なんだろうと自信がなくなったのは間違いありません。結婚後は、派遣で多くの職場を経験し、きんそくが今までの人生で一番長い職場になります。入社時、常に新しいことにチャレンジし、かつ色々なことがオ―プンになっているのが素晴らしい会社だと感じたのを今でも覚えています。「変化がすごいよ。続けられる?」と聞かれ、毎日の変化に面白みを感じて、寧ろここなら私でも続けられそうだと思いました。先日、絆の会で10年のお祝いを頂きいつの間にか、そんなに経っていたのだと思いました。毎日が新たに学ぶことばかりで、いやになることは一切なかったです。毎日が変化に溢れ、会社や周囲のために自分で改善できることを探す、そんな生活でした。でも勉強はして来なかったなぁと最近になって気づいています。もっと自分が勉強するべきことは何か考え、今後はそのための時間も使っていきたいと思います。 京都支店 営業部 S.K |
テーマ:『倦まず弛まず』 小さな勇気を持つこと。5月から新入社員の村山さんが、本社での研修を経て東京営業所の一員となった。この対談の中の道場六三郎さんのように、私もいつも「どうやったら早く手を動かせるか、生産性を高められるか」日々迷い考えながら仕事をしているつもりではいる。うるさく言って、嫌な思いをさせてしまうかもしれない⋯。と、以前の私ならひるんで言わなかったようなことがある。しかし、以前の研修で「よい上司とは口うるさいものだ」と教えていただいた。実際、質やスピードのことでロうるさく(厳しく)指導していただいたことで、牛歩並みではあるかもしれないが、ほんの少しずつ成長させてもらえていると感じることがある。作業をしているのが自分ではなくても、作業に必要以上に時間がかかってしまうことは管理している私の責任である。本当に小さなことかもしれないが、「左手を活用すると、早く作業ができるよ!」とアドバイスさせてもらった。コントロールキーやファンクションキーを使うことでかなり作業スピードは上がる。「左手は常にキーボードに置いておく、それくらいがいいかもしれないね!」とそんなー言を発することでさえ、私にはとても勇気がいる。しかし、そんな小さな勇気を積み重ねることで、私自身も成長させてもらっていると感じずにはいられない。嫌われることを恐れずに共に成長できるような関係性を築きたい。 東京営業所 技術部 K.T |
テーマ:『倦まず弛まず』 インタビューを読み感じた事、93歳になる道場六三郎さんが人生を通じて感じた事。人生は想いやりという言葉が心に残った。すべては利他の心に通じる。仕事でも家庭でも気が付けば誰かの何かをよくしようという思いで私も動くようにしている。これをしたらミスが防げるかもとか、こうしたら誰かの仕事がスムーズに進むかもと⋯それでもうまく進む事ばかりではなく、試行錯誤の日々だ。先日、3月くらいからずっと調子の悪い次男が過敏性腸症候群だと病院で言われた。簡単に言えば、メンタルの問題の病気だ。かれこれ2カ月以上腹痛で苦しんでいるが特効薬もなく、これといった目立つ症状もないため長引くにつれ「また⋯」と感じてしまう自分がいた。そんなある日、このインタビューをよみ、環境は心の影という言葉にはっとして涙が出た。学校でも部活でも派手な症状があるわけではないため苦しいはずの息子に親である私は寄り添ってあげられていなかったと反省した。その夜、反抗期の息子と向き合い話をきくと、ぼろぼろ泣きながらごめんなさいありがとうと繰り返していた。そして、不思議な事に翌日から学校に行く前におなかが痛いということがなくなった。偶然かもしれない。でも、偶然であっても私にはよい教訓だと受け止めようと感じた。大きくなってきたとはいえ、まだまだ13歳。親の心のあり方ひとつで子供の心をみたし、成長させるのだと改めて実感した。これからも、それを忘れず日々邁進していきたいと思う。 東京営業所 技術部 A.O |
テーマ:『倦まず弛まず』 特集を読んで、倦きず(飽きず)、弛まず(心を緩めず)、努力を続けてきたことが私にはあっただろうか、と思った。恥ずかしながら、大学卒業後は職を転々としてきた過去もあるし、趣味で長年続けてきたエレクトーンや ダンス、山登りも、社会人になってからはほぼできずにいる。でも1つ、私には4年続けている事がある。イトオテルミー(温熱刺激療法)だ。出逢いのきっかけは長女(4歳)のひどいアトピーで、薬も効かず痒みから眠れない、当時生後半年の娘と私を救ってくれたのがテルミーだった。その時の感動体験から、やっと2年かけて次女妊娠初期に資格も取得した。テルミーを続けてきたおかげで、次女の妊娠中は長女の時にあったようなマイナートラブルは一切なく、臨月に2つの山を登れるくらい元気で、出産も全く痛みを感じず、幸せなお産を味わい尽くせたと思っている。幸せは健康な身体があってこそ。その身体づくりは”日々の積み重ね″が大事であるということを次女の妊娠・出産を通じて学ぶことができた。育休中、急に弱ってしまい、寝たきりになってしまった 89歳の祖父に施術させてもらう機会が何度かあったが、その身体に触れさせてもらい、「ありがとのお…きもちいいわ…きもちいいわ…」と言ってもらえたことが、何よりも続けてきてよかった、と思える瞬間だった。私が自分にかけていると、娘たちも、夫もやってやって、とせがんでくる。いつか老後、孫や地域の子どもやお母さんにしてあげるのが私の夢の1つでもある。その日まで、これからもずっと倦まず、弛ます、続けていきたいと思っている。 北陸営業所 管理部 Y.O |