イベント情報

致知6月号感想文 木鶏会

2022年6月15日
テーマ『伝承する』

今月の「致知」特集のテーマは「伝承する」です。コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい社長推薦優良感想文を掲載いたします。

社長推薦優良感想文

テーマ:『伝承する』  
私は今回の「賢は賢なりに、愚は愚なり、一つの事を何十年も継続していけば必ずものになるのだ。」という言葉に感銘を受けた。どんな人であろうとも、継続することが重要ということであるが、それこそがプロだと思う。スポーツなどのプロフェッショナルの方は一つのことを継続し通した代表例である。以前、「測量というスポーツ」という題材で木鶏会の感想を書かせていただいたが、測量もスポーツも鍛錬を続け、極みに達することが大切であると思う。私的な偏見ではあるが、仕事をよく変える人の中で、仕事ができる人はあまりいないと感じる。「あの時もう少し頑張れば」や「諦めなければよかった」という後悔が、継続できない人にはあると思う。私は「測量」が好きであり、おもしろい仕事だと思う。これに関しては絶対誰にも文句を言わせない。私にとって継続するべきものは「測量」であり、これを極めたい。未だ技術や知識面ではベテランの方に劣るものがある。そこが乏しい分、仕事に関する考え方はどんな時でも、とっぽくありたい。
技術部 中村
テーマ:『伝承する』  
「己を修めて初めて人を治めることができる。治めるとは支配することだけではない。治には助ける、育てるという意味ある。人は己を修めた分だけ人を助け、育てることができる」この文を読んだ時、昨期メンターした人を思い返しました。入社1年目からしっかりしていて、辛そうな事も先輩や仲間と乗り切って、メンターで話す時には笑い話にする様な強い人でした。最近、その方が後輩に指示をしたり教えたりしている姿を目にする事があり、こういう人が技術を繋ぎ、さらにより良く改善していくだろうなと思いました。
技術部 綱田
テーマ:『未来の世代に伝えたいこと』  
ここで紹介されている「ある無名兵士の詩」で神に祈ったものは何一つ与えられなかったが、彼の祈りはすべて叶うこととなった。力や富のような直接的なものは得られなかったが、それゆえに謙虚さや賢明さなどそれよりも大事なものを手に入れることができている。私は大学を中退してフラフラしていた時期があった。無駄な時間のように思えていたがその時に出会ったものが今の自分につながっていると考え前向きに捉えるようにしている。今の仕事に就くきっかけとなったプログラミングについてもその期間にたまたま興味を持ったものである。鈴木さんの「人生で起こったことはすべて実りだった」という言葉が紹介されている。私は長く生きているわけではないがこの言葉に強く同意する。不幸不運のさなかで気づくことはできなかったが、すべての体験が私の成長の糧となっている。今後も挫折はあるだろうがこの言葉を胸に頑張っていきたい。
商品部 幾田
テーマ:『伝承する』  
今年の夏で本社の別館が完成して1年が経ちます。用事があり伺うと、皆さんとてもイキイキと働いておられます。あれは今年の3月のことでした。いつものように別館へ行き、その日は濱野GLと世間話をしました。その時に「今のこの席の向き、(背中を向けているから)みんなの働く姿も見えないし、冬は足元がめっちゃ冷えるんです」という言葉がでました。そのあと、すぐに違う会話に移ったのでその時は受け流しました。別館のレイアウトや配線をされていたので田中取締役に【濱野GLがこんなことを話されていて気になりましたので、検討願います。】と、その日は丁度週末だったのでメールを送りました。そして、すっかりそのことを忘れてしまい、2か月ぶりに別館に行くと濱野GLの席が変わっていました。驚いて「まおちゃん、レイアウトかわってるやん」と言うと「そうなんですよ、田中取締役が変更してくれました。めちゃくちゃ仕事やりやすいです。」と、その足で田中取締役にお礼を言いに行くと「メール貰ってすぐやったよ。前の席はパソコンの画面も丸見えで人事評価もしにくかったやろな。」と、レイアウト変更の配線も大変だったと聞きました。何よりも従業員の声を聞いてすぐに動いていただいたことがとても嬉しかった。こういった当たり前にある、きんそくの風通しの良い風土を大切に、未来に残していきたいと心から思う。
商品部 日高
テーマ:『青少年に人間学をどう伝承するか』  
私自身、人間学をいつ学ぶことがあったか考えた。私は、三人兄弟の年の離れた末っ子として、甘やかされて育てられていた。そのせいか、やんちゃで親の言うことをあまり聞かなかった。小学4年生までは、女の先生で先生に注意されてもあまり気にせず、好きな事をしていた。ところが、5年生の時に、学校で一番怖いと恐れられていた山本先生が担任になったのです。まず、山本先生は、親と話があるからと、家に来られました。私は、心配で隣の部屋に隠れて話を聞きました。開ロ一番、先生からお宅のお子さんは、かなり自由に育っているので、厳しく教育しますよと話され、母はそれに反論することなく、今まで、女性の先生で優しかったので、どんどん厳しく指導してくださいと我が耳を疑うお願いをしていました。それから、2年間、宿題を忘れてはビンタ、掃除をサボってはビンタ、友達にいたずらしてはビンタと今では考えられないくらいビンタをされました。でも、先生曰く、廊下に立たせたりすると本人にとっては、授業を受けなく済んで、本人のためにならないから、ビンタするとのことでした。今思えば、あれだけ生徒一人一人と向き合って、真剣に怒ってくれる先生はいませんでした。ビンタするのも、人に迷惑を掛けた時、約束を守らない時、自分自身を大切にしなかった時にされ、勉強がすきでなかった私ですが、お前は意外と字が上手いと土曜日の昼、習字を教えて頂きました。そして、卒業する前に「立つ鳥跡を濁さず」どのクラスより教室をきれいにしようと先生の声掛けで、日曜日に全員が集まり、次に教室を使う学年のために、ピカピカに教室の拭き掃除をしました。山本先生の厳しい指導が、私にとって最初に学んだ人間学だと感謝しています。
営業部 徳田
テーマ:『未来の世代に伝えたいこと』  
きんそくに入社して最初に致知を読み始めた頃は、致知に書かれている内容と現実の自分自身の状態とのギャップに、致知から常にお叱りを受け、示される山頂からは程遠く、自己嫌悪を感じる繰り返しでした。そして心のどこかで「経営者の方々に向けられた言葉であって、自分が到達することはできないことなのだ」と思っていたように感じます。致知を「人間学」として受け止めていなかったと思います。毎月の致知の積み重ね、フィロソフィ研修、朝会での代表のお話、そして毎朝の朝礼での今中部長のお話など、最近では「人間学」をいかに継続して自分の中に落とし込めるか、学ぶことの本当の意味がわかってきたように感じます。そして一番身近にいらっしゃる今中部長の軸のぷれない話や営業の仕事が数字だけを追いかけるのではなく、いかにお客様に信頼していただけて継続した関係を築いていけるか等、すべて基本は「人間学」にあると教えていただけているからだと思います。この記事の中に、心の状態はすぐにもとに戻ってしまうが、百歩前進、九十九歩後退すれど一歩前進していると書かれていてますし、自己嫌悪も成長の力となるという言葉に励まされます。昨今、自分の国、自分の周辺の事としてだけではなく、世界中が未来の世代がどうなっていくのだろうかと危惧している大変な事態に直面しています。自分自身の未来、次世代、代々続く未来へ私達が何を伝えていけるのか、「成功」ではなく 「成長」、人として一人一人が成長を目指していけば、傲慢やエゴ、強欲や富や名声などはちっポけなものであることに気づくことと思います。大きな平和に同じ人類として繋がっていくためには、まず自分たちひとりひとりの心を平和に保つようにすることと書かれていることに大変共感し、心に留めておきたいと思いました。
営業部 清水
テーマ:『伝承する』  
「治」には助ける、育てるという意味がある。人は己を修めた分だけ人を助け、育てることができる。修養のないところに人生の繁栄、発展はない。非常に印象に残りました。営業マンとして、部下に自分が今まで培ってきた知識や能力をきんそくがまだまだ繁栄していくために、伝承していかなければならない。そのため、フィロソフィで人間学を学び、伝承できるだけの知識と能力をまだまだ蓄積していかなければならない。蓄積するために今まさにかがみとなる方が目の前におられる、今中部長です。人間学・マネジメントカ・営業力すべてにおいて、目指すべき目標となる人だ。日々報連相を実施する中で、答えを教えてもらうことは簡単だが、自分の力にはならない。まず自分で考え、答えのすり合わせをし自分で考えられる力を身に着ける。口を開けて待つのではなく、自ら食らいついていく。その姿を部下に見せ自分で考え、自ら伝承してもらうようにする。そうすれば強靭な精神と力を持ち合わせた営業マンが増えていき、きんそくの繁栄も続いていくと思う。私も目標としてもらえる人間となる。
営業部 山名
テーマ:『伝承する』  
きんそくで働き13年目になります。入社からずっと事務を経験させてもらい、育休から帰ってきたときも、営業部から管理部へ異動になりましたが、今私がその部署で必要とされているから異動になったんだろうし、私なら出来ると信頼してもらえていると感じ、嬉しく思いました。入社して数年間は、仕事や自分に対してイライラしたりすることもあり辞めたいと思うこともありましたが、何とか試行錯誤しながら辛くても逃げなかったから13年続けられたと思っています。楽しいこともあったし、会社に嫌な人が一人もいなかったということも続けられた理由でもあると思います。私には社会人のほかに母という立場もあります。母になって6年目。日々を振り返るとあっという間で、母として成長できているのかわかりません。でも、仕事と同じように試行錯誤しながらやっていくしかないと思います。子どもはどんな母でも「なくてはならぬ人」と思ってくれます。その子どもの気持ちに甘えないよう、母として尊敬できる人間にならないといけないと思います。ただ続けるだけではなく、成長しなくてはいけないと思っています。会社でも家庭でも「なくてはならぬ人」と思ってもらえるように、信頼を裏切らないよう、これからも毎日コッコツと与えていただいた仕事を頑張る事。これから何年先も続けていきたいと思います。
管理部 伊藤
テーマ:『未来の世代に伝えたいこと』  
この対談を読んで私はどの言葉よりも「我が子の可能性を信じ切る切る事、それはその子に贈ってあげられる最高の贈り物です。そしてその可能性を本気で信じ切ったとき、想像を超えた奇跡が起きる」という言葉が重く深く今の状況と重なることもあり、響いてきました。私の息子は発達障害があります。成長するにつれ、集団生活での困難やいろんな問題が次々とあらわになります。つい出来ない事や困りごとに注目して心配になりますが、一番不安なのは本人。サポートして下さっている方々に教えて頂きながら進んでいます。頑張った事出来た事を大事にし、見守り無条件に信じる、絶対肯定。心の修行そして起こったことは全てが実りだったと言えるように、精一杯向き合っていこうと思っています。
和歌山支店 技術部 土井
テーマ:『伝承する』  
民族が滅ぶ3原則、この3条件はそのまま個人の運命が衰退する道であると書かれているが、会社が滅ぶ3原則にもなるだろう、とふと思った。1.理想を失った会社は滅びる2.すべての価値を物やお金に置き換え、心の価値を見失った会社は滅びる3.自社の歴史を忘れた会社は滅びる「理想」とは会社の「経営理念」に当たるだろう。存在意義や使命は何か。そして社員は「何のために働く」のか。「歴史」とは会社の創業から今日までの「歴史」と事業や商品の「物語」だろう。それらを社員が共有し、顧客や社会に発信し、共感を得ている会社は存在意義があり、生き延びるのであろうと思う。1992年5月に誕生したきんそく。1992年4月に生まれた私。共に30歳。会社が30年続く確率は0.012%で、さらにそのうちの5%しか生き残れないそうだ。30年生き残れる会社は5000社にたった1社しかないらしい。きんそくが30年生き延びられているのは、「理想」と「心の価値」を確立し、「歴史」を大切にしている会社だからなのだと感じた。その会社に勤められていることに誇りと感謝の気持ちが強くなった。皆で経営理念を唱和したり、朝会で代表からお言葉を頂いたり、人間力を高める木鶏会、そして各研修にて歴史や理念を深く学ぶ機会をいただけていることは本当にありがたい。「その立場立場においてなくてはならぬ人になる」という言葉もあったが、私もきんそくの一員として、北陸営業所のたった1人の事務員として、なくてはならぬ人になれるよう、日々精進したい。
北陸営業所 管理部 尾田
テーマ:『青少年に人間学をどう伝承するか』  
木鶏会によって、個々の志がよい方向へ導かれ、チームの強固な力となり得ることは、スポーツの世界においても会社という組織の中でも、同じことが言えるということがこの対談を読むことで再認識することができた。常々、東京営業所には、謙虚で勉強熱心で、率先して動く人ばかりだと感じている。5年前、私が入社した際1名だったCADオペレーターは、今では7名に増えた。最近入社されたばかりの方は、退社される際に「今日もありがとうございました」と欠かさず言ってくださったり、最後まで作業できなかったものは時間外に完成形を見て、勉強されていることに驚かされた。皆さんに作業をお願いする際や、質問していただいた際に私が心がけていることは、掃除のときと同じように真剣に、もしくは笑顔でということだ。しかし、急ぎの作業に追われていたり、余裕のないとき、きちんと対応ができていたであろうかと、後々反省することが多々ある。CAOオペレーターのメンパーに限らず、率先して動くという点に関しては、本当に素晴らしく、ぜひ知っていただきたいと思うくらいだ。他拠点の方に、電話に出るのが早いですね!と言われたことがあるがワンコールが鳴り終わる前にはほとんどの電話に対応している。例えば雨が降り出して、誰かが窓を閉めたら、また他の誰かが、さっと動いて他の窓を閉める。そういったことが、どんなことにおいてもあるのだ。先日、CPDS講習会のZoomのURLが直前で変更されるというトラブルが発生した。参加されるお客様に、メールでお知らせした後に、電話連絡をすることになったが、重複しているリストがあるかもしれないと気がつく人がいて重複ないかをスピーディにチェック。リストを数名分に分割し、電話をかけるまでの動きは、まさに団結力そのものであった。東京営業所のような素時らしいチームの中で働かせていただけることに感謝し多くの見習うぺき点を見習い、よりよいチームとなれるよう、これからも笑顔を忘れずこのチームで頑張っていきたい。
東京営業所 技術部 髙橋
テーマ:『未来の世代に伝えたいこと』  
ある無名兵士の詩がとても印象的だった。神に様々なものを望んだが、求めたものは一つとして与えられなかった。しかし願いはすべて間き届けられ、もっとも豊かに祝福された、という詩だ。この詩に思いをはせるとき、これまでの自分の人生でうまくいかなかったこと、望んだとおりにならなかったことの多くが、人生の分岐点であったことに気づかされる。20代の頃、体を壊して仕事を続けられなくなり、1年ほど休職して治療に専念していた時期がある。それまで当たり前にできていたことが当たり前でなくなり、毎朝ちゃんと起きて仕事に向かう人を見るだけで自分ができていないこととと比べてふさぎ込んだ。あの時期があったことで、色々と失ったものもあり、元通りに戻らないこともあったが、良い意味で等身大の自分を受け入れられるようになったように思う。人並みにできなくても、挫折しても、人生は続いていく。その場その場でもがきながら、最後の日まで生きていくしかないのだ。以前、何かの記事で100歳過ぎた女性で戦争や家族との死別など数々の辛い経験もしてきた方が、いい人生も悪い人生もない、みんなあとから振り返るといい人生なんだよ、ということを仰っていて、そんなものかもしれない、と思うようになった。神から受け取るギフトは喜ばしいものばかりではないが、それらもすべてひっくるめて、人生に必要な糧だと思い定めて日々を生きていきたいと思う。
東京営業所 技術部 中田

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