イベント情報

致知11月号感想文 木鶏会

2024年11月29日
テーマ『命をみつめて生きる』

今月の「致知」特集のテーマは「命をみつめて生きる」です。
コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい代表推薦優良感想文を掲載いたします。

代表推薦優良感想文

テーマ:『命をみつめて生きる』 

お盆明けから震災復興の為、石川県に3ヶ月間常駐で作業を行い無事終えることができた。緊急の工事である為職員も全国からの応援で成り立っており、その職員らも2、3ヶ月経つと別の職員と交代していくような現場である。ある日、8月末に交代される職員の送別会があり、そこで大阪の支店に戻られる職員から「君が来てから仕事するのが楽しかったわ」と言っていただいた。大まかな作業内容しか把握していない状態で不安な中、必死になって測量をしていた自分にはとても救われた言葉だった。心カを尽くして生き、全うした結果であり、普段からお客様とのコミュニケーションを重要視してきた成果であると感じている。上司や北陸営業所の皆様の支えもあり、大きな事故もなく終えられた経験はかけがえのないものとなった。これから困難な壁に直面した際にも折れずに、前を向いて自分にできることをやっていきたい。

京都支店 技術部 A.O

テーマ:『命をみつめて生きる』 

「生命の長さに関係なく、日々を心力尽くして生きること、特段優れた才能が無くとも、あらゆることに対してまごころを待って過ごすこと」というメッセージから、お二人の生き様が垣間見えると共に、より素晴らしい人生を送るために大切にしなければならない考え方だと感じました。きんそくに入社して今年で5年目を迎えますが、昨年までの数年間と比べ、今年は特に多くの経験を積ませていただいていると実感しています。道路明示の業務では、打合せから最終納品まで多くの手順があり4月当初は本当に一人回していけるのか不安でした。特に境界確定やお客様対応に追われ、休みの日にも道路明示のことを考えていることが多かったように思います。しかし半年が経過して振り返ると、その時の苦悩が良い結果につながったのだと感じます。日々意識して取り組んだおかげで、道を歩くだけでも勉強になることがたくさんありましたし、境界確定に必要な状況判断力も少しずつ身についたと思います。また、管理を担当する立場になり、より広い視野を持たなければならないと感じました。他のグループや外注先との交渉で現場を動かすために人員を確保し、その上で人工も抑えることも意識しなければならないので、今年は特に「考える力」が養われたと思います。お客様のため、きんそくのためにまごころを持って業務に取り組んだことで、昨年よりも成長できたと実感していますが、まだまだこれからだと思い、今後も精進していきたいと思います。

京都支店 技術部 A.H

テーマ:『命をみつめて生きる』 

いつも当たり前のように朝が来て、当たり前のような1日が始まりそして平穏に終わる毎日。それは、今の自分にとっては普通のことかもしれません。しかし毎日元気に生活でき、健康でいられること戦争などに怯えることなく命があることは、実はとても有難いことだと感じます。命について考えるとき、やはり両親の存在の大きさを改めて実感します。この世に誕生させてくれた両親には、感謝の気持ちでいっぱいです。その両親の命と向き合う姿勢について多くを教わりました。母は長い入院生活の中で、何度もさまざまな合併症と闘い、最後には両足を失う状況にまで至りました。それでも、娘である私には一切弱音を吐かず、いつも笑顔で病室で迎えてくれていました。お世話になっているヘルパーさんたちとの日常会話を楽しみにしており、バレンタインには何十個ものチョコレートを準備するよう頼まれたこともあります。病院にいながらも周囲に気を配り、楽しみを見つける姿は、本当に素晴らしいと思います。母が病院で笑顔を絶やさなかったおかげで、私たち家族も暗い気持ちにならず一緒に前向きに過ごすことができました。病院のスタッフの皆さんも、本当に親身になって母に接してくださり最後の瞬間まで力を尽くしてくださいました。心臓が止まったとき、機械が「ピーッ」と一直線になった後も、「和子さん、帰ってこーい!」と叫びながら、心臓マッサージを長い時間続けてくださいました。その姿勢に、母もまた最後まで命と真剣に向き合っていたのだと感じます。両親の生き方を目の当たりにした私も、命ある限り、精いっぱい一日一日を大切に、真剣に生きていこうと思います。

本社 管理部 R.K

テーマ:『命をみつめて生きる』 

我が家には、軽度の障害を持った子供が1人いる。文中に出てきたえっちゃんと比べたら、ずっと軽い障害ではあるが、最近自分が精神的にやられてきてしまうくらい問題が多発している。会社では榎阪部長がとても気にかけてくれ面談をしていただいたり、北村さんが「聞くことしかできへんけど」と言っては話を聞いてくれる。この状況で突発的な休みを取ったりすることも嫌な顔一つせずむしろ「どんな働き方やったらいい?」と聞いてくださるような会社で働けていることに感謝してもしきれないくらい感謝している。そんな我が子だが、困った事だけではなく、救われることもたくさんある。この子が幼稚園の頃、離婚をした。その時に言われた幼稚園の先生の言葉が忘れられない。「お母さん。この子が天真爛漫な子やから、お母さんはすごく救われてると思うよ」渦中では「こんな出来事があったのに、こんなに手のかかる子が私を救っているはずない」と理解ができなかったが少し落ち着いたころ「確かにこの子の天真爛漫さに救われている」と思える時がきた。沈む心に無邪気な明るさがとても救ってくれていたと気付けたのだ。えっちゃんのお母さんはやっと分かったと言っていた生きる意味を私はこの時すでに教えていただいていたと思う。子供が生まれてからの私の使命は、2人の子を自立させ社会へ送り出すことだ。順番で言えば私の方が先に命が尽きる。その時に2人が自分の力で生活していく事が出来るよう日々の生活の中で色々教えたり、気づきを促したり、一緒に学んだりしている。でもまだまだ足りない。足りると思うことなど来ないのかもしれない。だからこそ、この先もこの子らに寄り添って生きていきたい。

本社 管理部 M.S

テーマ:『命をみつめて生きる』 

最後まで懸命に生きた母のことを、緩和ケア病棟の看護師さんから聞きました。コロナの影響で、自由に会うことができなかったけれど、話に聞いた母の姿を絶対に忘れてはいけないと日々、思っています。母のがんは右足のスネにあり、がんを取り除く手術でスネを形成するほとんどの組織を失いましたが、チタンプレートや体の他の部分の骨や肉や皮膚を使って足を再建しました。母はその、私なんて見るだけで辛くなるほどの、太くてつぎはぎだらけの歪な形の足をとても大切にして、私にはたくさんのお医者さんに作ってもらった足がある、と言って胸を張り、リハビリに励みました。再発転移して緩和ケア病棟に入院後、弱って食事がとれなくなっても、水も飲めなくなっても、亡くなる数時間前も、私にはちゃんと足があるからね、と歩いてトイレに行ったのだそうです。再建してもらった足で自分でトイレができる、そのことが母の尊厳を守り、最後の日々の希望になっていました。懸命に生きたんだと、胸が熱くなりました。

東京営業所 事務G T.O

テーマ:『命をみつめて生きる』 

この対談を読んで、何事にも対の存在があることを思い知った。善と悪。生と死。特にこの二つを見直すきっかけとなったと感じている。その中で、今自分に必要なことは失敗を恐れずにチャレンジする覚悟だと感じた。来期からアメーバリーダーをさせていただくことになった。先日のアメーバ会議での発表者を見ると、遠く離れた東京営業所にいても、皆さん一度はお名前を耳にしたことがあるような方々ばかりだった。「この中に私が入るんですか?異質じゃないでしょうか?」怖気づいた私は、思わずそう竹内所長に質問していた。返答はもちろん「異質じゃない、大丈夫。」そう言っていただいても、不安が残ったままであったが、覚悟を決めて頑張らなければならない。特に誰に言われたわけでもないが、内業の売上を把握するために、今年の5月から簡単な売上管理のシートを作成している。見積金額をきちんと把握することで、内業者の進捗管理等にも役立ち、自分のために作り始めたものだった。しかし、今となっては売上予測に役立てていただくこともあり「これがあるとだいぶ助かるよ!」と言っていただけたり、多少改善するとすぐに、「レベルアップしたね!完璧だよ!」と言っていただけたり、気づくと自分のためのものだけではなくなっていた。生産性向上のために、言いたくないことを言わなければならないことも多い。嫌われることも恐れてはいけないと覚悟を決めた。こうした日々の積み重ねをこれからも継続し、来期への原動力にしたい。

東京営業所 技術部 K.T

テーマ:『命をみつめて生きる』 

今回の特集を読み、「命」という言葉を軽々しく使うことがなくなっている自分に気づいた。小学生などはよく「命かけるわ」と言っている。自分もそうだったように記憶している。簡単に口にし、言われた方も何のためらいもなかった。あの頃のそれは、手や足、口や耳と同じ、単なる体の一部という感覚でしかなかったのかもしれない。軽々しく口にできなくなったのは、命の重みを理解するようになったから。言葉にも重みがあり、それを感じられるようになったから。そう考えながら今月の記事を読むと、大きさと重さに心が奮えた。「何事にもまごころを持って当たってきた」との言葉に少しでも近づける人生にしたい。致知を読むうち、幾度と出てこられた円覚寺の横田南嶺管長にお会いしてみたいという気持ちが大きくなり、円覚寺で行われている公開説教に行こうと決めた。土曜夜の夜行バスで行き、当日中に帰る計画を立て、あとは日程を決めるだけ・・・というところで、母も同行すると言い出した。どうせなら鎌倉観光して浅草まで足を運んで、葛飾区に引っ越した娘にも会いに行こう!と、出るわ出るわ希望のプラン。70代の母を連れての夜行バスは無理、素泊まりカプセルホテルというわけにもいかない。これは今年中に横田管長にお会いできないな、と残念に思ったが、対照的に母はとても楽しそうに行きたい場所ややりたいことを語っている。そんな母の姿に、母娘二人での旅行なんてあと何回チャンスがあるか分からないと気づかされた。公開説教が旅行のついでに位置づけられているようで腑に落ちない気持ちはあるが、到知が親孝行のきっかけをくれた。横田管長が親孝行のチャンスを授けてくださった。そう思える。母の笑顔が増えるに越したことはない。私という命を繋いでくれたのは他ならぬ母なのだから。

和歌山支店 管理部 M.I

テーマ:『命をみつめて生きる』 

本文を読んで、先日のナデシコ会議が思い出された。女性の意見交流の場を設けていただいたこと、こんなに素晴らしい会議の運営に携わらせていただいたこと、そのどれもがとてもありがたかった。文中、人の希望は初めは大きくその後だんだんと小さくなっていくという一文があったが、第一回ナデシコ会議では、従業員の希望の大きさが顕著であった。こんなにも希望に溢れた会社なんだと嬉しかった。また、その希望に真心をもって接してくださる代表、副社長の温かさを感じられた。きんそくにいる限り、希望が小さくなることはないなと確信した。こんなに素晴らしい会社なのだから、自分も真心をもって一生懸命働き、恩に報いたい。そう思い、社内会議にも参加することにした。これまでは決められた事柄に対して考えたり行動することはあったが、決定に関わることはなかった。クロスSWOT分析もアクションプランも、まだまだ自分には難しいところが多いが、1度参加しただけでも多くの学びがあった。少しでも会社に貢献できるよう理解を深め、心力を尽くしたい。

和歌山支店 技術部 S.N

テーマ:『命をみつめて生きる』 

私が31歳の時、母方の祖母が亡くなりました。当時私は不動産の店長2年目で、毎日ただただ必死に働いて、祖母があまり長くないと聞いてから愛媛まで会いに行きました。祖母は会った瞬間から「ちーは高校しか出てないのに男の中に混じって、沢山稼いで偉いよ」と沢山、沢山褒めてくれて、看護婦さんにも自慢してくれました。応援してくれていた事が、本当に嬉しかった。そんな次の日の朝に天国に行きました。祖母は足の親指の片方がありませんでした。母が6歳の時に祖父は亡くなっていて、祖母は土方で働いていた時の事故によるものです。そのような状況でも男の中に混じって生活の為に頑張る事が当たり前だった祖母の生き様は最後までかっこよかった。祖母の死をきっかけに、死を意識する様になり、今日死んでも後悔しない生き方をすると決めました。毎日をスーパーサイヤ人で働く事は当たり前であり、帰りの自転車で1日を振り返っては反省する日々が続いていますが、今日よりも明日、出来る事や分かる事が増えていくのはやはり楽しいです。祖母がいて、母がいて繋いでもらったこの命を一生懸命生きる事が最大の親考行であり、生きる事に向き合っていると思います。そこから逃げずに毎日貧欲に仕事に向かって行きたいと思います。

京都支店 営業部 C.W

テーマ:『命をみつめて生きる』 

先日、コーラスの発表会で「いのち」という歌を唄いました。この歌は、体育教師の時に事故で首から下が動かなくなった画家、詩人の星野富弘さんが作詞作曲された曲です。今年6月に亡くなった星野さんを追悼するために指導の先生が選ばれました。「命」が助かり、それが1番大切だと思っていたころ苦しかった気持ちが、詩を添えて絵を描き始めると、生きていることが嬉しくなったという歌詞です。まさに正岡子規が書かれた「人はどのような状況にあっても希望を捨てない希望がなくては生きていけない生き物である」の言葉通りです。今私の母は、ほぼ全盲に近い状態になりつつありますが、勝手知ったる家の中で自分の出来ることは自分でやりきるといった心構えで暮らしています。わずかに残った出来ることが「生きている」ことだと言い、取り上げないでほしいと言います。年間数百冊の本を聴き、江戸時代の武士の時代物が特に好きです。目が見えないけど、好きな香りを楽しみ、美味しいものを食べて、読んだ本の中に出てくる美味しそうな献立を教えてくれて、作ってほしいと言ったり、日々の暮らしに変化を持ちながら暮らしている様子は、私にとって毎日「命、最後尽きるまで前向きに、楽しみを見つけて生きる」お手本であります。「人はどのような環境にあっても、運命を呪ったり、愚痴を並べたり、不平不満を言ったりせず、精一杯全力で生きよ、それが尊い」この子規の言葉は、母そのものだと思いました。

京都支店 営業部 A.S

テーマ:『命をみつめて生きる』 

今月のテーマは「命をみつめて生きる」であるが、普段、生活している中では、命ということをあまり意識せず、あって当たり前のように思い生活している。でも、身近な人が亡くなられた時、命の大切さを痛感するものである。11月6日に、兄弟のように遊んでいた従弟の28才の娘が、事故で無くなったと連絡を受けた。驚きよりも従弟の精神状態が心配になり、ラインを入れた。彼からは、「心配かけてゴメン、家族力合わせて何とか乗り切る」と返信。私への気遣いに、ひとまず安心した。お通夜に行った。若い人の通夜は、発狂しそうになるくらい悲しい。彼女は、1年前に結婚し、楽しい新婚生活を東京で送っていた矢先に事故にあった。無念というか何が起こったか、命が亡くなったことも判らずいるのではといたたまれない気持ちになった。最後に、喪主である28歳の主人が挨拶された。「大阪で生まれた彼女と神奈川で生まれた私が、カナダで奇跡的に出逢い、結婚しました。1年足らずではありますが、彼女は優しく、暖かく、私は一生分の愛情を受け、幸せです。ありがとう…」と彼女の命の分も彼は心に持って生きていくことを感じた。この日、参列された全ての人が、命のはかなさと大切さを再認識したと思う。私も、「死すべき身でありながら死なない」とは思わず、一日一日を大切に全力投球して生きていきたいと思った。

京都支店 技術部 T.T

テーマ:『命をみつめて生きる』 

今月のテーマは「命をみつめて生きる」であるが、普段、生活している中では、命ということをあまり意識せず、あって当たり前のように思い生活している。でも、身近な人が亡くなられた時、命の大切さを痛感するものである。11月6日に、兄弟のように遊んでいた従弟の28才の娘が、事故で無くなったと連絡を受けた。驚きよりも従弟の精神状態が心配になり、ラインを入れた。彼からは、「心配かけてゴメン、家族力合わせて何とか乗り切る」と返信。私への気遣いに、ひとまず安心した。お通夜に行った。若い人の通夜は、発狂しそうになるくらい悲しい。彼女は、1年前に結婚し、楽しい新婚生活を東京で送っていた矢先に事故にあった。無念というか何が起こったか、命が亡くなったことも判らずいるのではといたたまれない気持ちになった。最後に、喪主である28歳の主人が挨拶された。「大阪で生まれた彼女と神奈川で生まれた私が、カナダで奇跡的に出逢い、結婚しました。1年足らずではありますが、彼女は優しく、暖かく、私は一生分の愛情を受け、幸せです。ありがとう…」と彼女の命の分も彼は心に持って生きていくことを感じた。この日、参列された全ての人が、命のはかなさと大切さを再認識したと思う。私も、「死すべき身でありながら死なない」とは思わず、一日一日を大切に全力投球して生きていきたいと思った。

京都支店 技術部 T.T

テーマ:『命をみつめて生きる』 

命を与えられた私たちはいずれ死を迎える。当たり前のことが当たり前と感じ生きる人は少ない。明日はいつものように訪れ、明後日も。永遠に続くように生き、家族や社員との別れも同様だ。孫にガンが見つかり、治療に専念している。命を考える時間が多くなった。大切な人との関係、過ごす時に限りがあると意識が強くなった。幸せな死の順番がある。「じじ死に、ばば死に父死に、母、子、孫」と。切に願うばかりである。

代表取締役 奥野勝司

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