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致知12月号感想文 木鶏会

2021年12月13日
テーマ「死中活あり」

今月の『致知』特集のテーマは「死中活あり」です。コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい社長推薦優良感想文を掲載いたします。
 

社長推薦優良感想文

テーマ:『特集総リード「死中活あり」』
 
どんな人でも、今の自分に至るまでのこの人生を振り返ると様々な”壁”を乗り越えてきたのではないだろうかと思う。そして、今思えば「そんな時もあったなぁ」とか、「(今の自分にすれば)たいしたことじゃなかったなぁ」と感じることも多いかと思う。もし、壁を乗り越えることなく、挑戦することにあきらめてしまっていれば、一生その壁はやってくるし、苦しいままである。そして、乗り越えた後に見えてくる新たな自分の世界も見ることのできないままである。仕事をする中でもそういった場面にたくさん出くわすが、壁に直面したからこそ、考えること、感じること、ひらめくこと色々ある。まさに、壁(苦境)が最大のチャンスであるかということを思いしる。そういった経験を忘れずに何事にも励めば、ちょっとやそっとのことではへこたれない。私はいつも、「もうダメだ…。」という気持ちになってしまったときには、すぐに「いや、まだまだこれから!」と無理にでも自分に言い聞かせて、自分を奮いたたせる。悩んで足ぶみしていても何も進まない上に、状況は悪化するばかりで、時間を非常に無駄にしてしまうからである。嘘でも自分に言い聞かす、「なんとかなる」と信じることが前へ進むエネルギーになるし特にコロナ禍を通して、自己を保つこと、希望を持ち続けることが、どんな時にも必要だと改めて感じた。
 
本社 技術部 濱野
テーマ:『特集総リード「死中活あり」』
 
安岡正篤の六中観の中で仕事をしていく上で、 私が重要と思うのは苦中に楽ありだと思います。仕事の忙閑は通常、波があります。平成4年から6年ごろ、シールド現場の次席として現場管理をしていました。そこの現場の主務者 (所長) は卓越してキビシイ人で、品質、工程、安全、原価管理等現場管理のすべてのことをたたきこまれました。出来高が50%を超えると、残りの工事で必要な原価の洗い出しを超細かく算出する。今後所要資金なるものを作成して、最終粗利予想を行います。当時29歳の私の年では、通常やらない業務ですが、 将来を見据えてやるよう命じられました。当時はパソコンは現場に1台あるかないかでしたのでワープロのカルクソフトを使いました。エクセルではどんなに複雑なリンクでもF9で瞬時に再計算できますが、当時は再計算に1時間ぐらいかかりました。泊まり込みの作業となるため再計算ボタンを押してから、九条河原町のニンニクラーメンを食べに行くことだけを楽しみにしていました。仕事が忙しいときは何か楽しみを見つけることが、緩衝材になってよいかと思います。 逆に、閑なときは勉強に充てるのが良いです。
 
本社 技術部 小林
テーマ:『特集総リード「死中活あり」』
 
最近何度か、採用に関する現場で中途者の説明会や交流会に参加しました。求人票を書いて更新して待つのではなく良い方に出会うため能動的に人に会う仕事をするべきと思ったからです。種まきを続ければいつか花は開くと考えています。コロナ禍で会社が倒産したり、整理解雇、早期退職だけではなく、そのような憂き目にあわれた親御さんの元で暮らしていた学生までもが学費が払えないという理由で専門学校や大学を自主退学して、職歴も無いまま職業訓練を受けながら就職活動をしているという方々にも時々、会場で会うようになってきました。中には半ば途方に暮れ覇気を失っていそうな方もおられます。働きたくても働けない、就職のカウンセラーに相談しても、キャリアチェンジは難しいから同じ業界に残る、100社は履歴書送りましょうなど、厳しい現実を受け止めている話を聞くと少し心苦しくなりますが、明るく前向きで溌剌とした方にもお会いすると逆に元氣を貰う事もあります。勿論、経営理念に賛同いただけて、また試験の合格基準もはあるためご縁に繋がることばかりではありません。記事にある、 瀬戸内海に投げ出されたある校長先生の渦に身を任せて救助された話には、コロナによって生活を変えざるをえないような闇雲な努力をしているのではないかと思いました。 学校の試験で一夜漬けの得なかった方々を渦巻く現代を重ねその逸話の一文にしばらく目が止まりました。ついつい目の前の事にばかり目が行き、保身に走りたくなる、出来ない足りない事にまず説明をしようとして、結果的に言い訳のような言葉を探してしまう事があります。働きたくても働けない人がいるのに自分は何を甘えているのか、毎日無事に生きられる事は当たり前では無いことを忘れずに感謝をもっと言葉で伝えるべきだと反省しました。成果をつかむまで粘り強く取り組み、一段ずつ修練していくよう初心に立ちかえることを心がけたいと思います。
 
本社 管理部 藤田
テーマ:『最悪な時こそ最高である』
 
「うまくいかない、思い通りにならない、それが人生ですよね。」 「自分中心に考えているだけだからうまくいかない。皆に喜んでもらいたいとか、自分の利益じゃなく誰かの役に立つことを優先して考えると結果はよくなる。」いつも会社で学ばせていただくフィロソフィに書かれていることが書いてあると思いました。今、管理事務グループでは初めてのシステムを使い年末調整をしている最中です。入社した際、すぐに年末調整の仕事が始まり「来年にはオンラインでできるようになるから」と言われていたのですが、当初導入しようとしていたシステムは7月までに導入しないと年末調整に間に合わないと言われ、それまでに準備が整わず、諦めていました。しかし管理部の組織変更があり、再検討していただき、導入検討から1か月半という短期間で、決済していただくことができました。 ありがとうございました。直ちに導入したことで今年の年末調整から、社員の方が年末調整書類を提出するまでの時間が大幅に減り、提出率が上がり、管理部でもチェックが容易になっています。この出来事はまさに今回のテーマである「最悪な時こそ最高である」そのものではないかと思います。社員の方の年末調整の煩わしさが軽減され、部内のチェックがスムーズに行うことが、来年以降ではなく、今年からできる。期日的にギリギリではありましたが、諦めず動いたことで最高の結果に繋がるということ。利他の精神で動き、自身にとっても最高の結果となるよう、 提出いただいた書類のチェック作業をしっかりとしていきます。
 
本社 管理部 清水
テーマ:『死中活あり』
 
サイゼリア会長、正想会長の言葉を読みながら、思わず首を縦に大きく振っていました。「原因は自分の中にある」「周りにあるものは、自分がよりよくなるために存在している」「人のため正しく、仲良く」等、本当にその通りだと思います。その中でも、「リーダーシップとは、部下や周囲の人から助けてもらえることこの人のために頑張りたいと思われる状態」という言葉は、考えさせられ、大変印象的でした。リーダーというと、交配的・トップダウンのような言葉を思い浮かべることが多いからです。しかし、読んだ瞬間、「あ、井尻所長だ」とも思いました。先日、知り合いから仕事なんで頑張れる?と聞かれた時に「尊敬できる所長をサポートしたいと思うからかな…私の原動力は人。」と答えていました。まさに、この人のために頑張りたいと思われる状態です。きっとそれは、きんそくフィロソフィをしっかりと実行しているから、所長がつくり出せる状態なのだと思います。 振り返れば、私はこれまでありがたいことに毎回上司に恵まれた職場でお仕事できていたなと思います。いいところを自分も真似、吸収し人間力を高めていきたいと思います。「仕事とは心を磨く修行の場…」私自身もきんそく経営理念を胸に、日々実行できるよう業務にあたりたいです。
 
北陸営業所 管理部 尾田
テーマ:『最悪な時こそ最高である』
 
病気で仕事を長期できなかった時があった。仕事に行けない、行ってはいけないと医者に言われると、とても働きたくなり、「先生、もう良いんじゃないですか?」 と何度も聞いた。当時、仕事は自分にとって、存在意義を確かめるものだと思っていたのは間違いない。目標が特になく、仕事に「やりがい」というものを感じて生活していた私は仕事をして過ごすことに自己の存在意義があった。仕事に復帰できたと思ったら、今度は考えもしなかった離婚と1人暮らしがやってきた。今までの人生、散々周囲に甘えていたのだと認識した。初めて1人で色々な事を悩み、周囲に相談した上で考え、最終決断した時だったと思う。その時自分の人生は一度きりなのだから、今後後悔のない様に生きていきたいと思った。遅い出発だった。結婚当時、主人と「仕事は楽しいか」という議論をしたことがある。「働くなら楽しみたい」と言った私に対し「楽しいはずがない」いう答えだった。完全に甘えていたと今は思う。かと言って生活のためだけに仕事をする姿勢にはなれない。今後もやりがいを求めて業務にあたり、後悔のない人生を送れるよう常にポジティブにありたい。
 
きんそく建築測量 管理部 桂

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