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致知7月号感想文 木鶏会

2021年7月15日
テーマ「一灯破闇」

今月の『致知』特集のテーマは「一灯破闇」です。コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい社長推薦優良感想文を掲載いたします。
 

社長推薦優良感想文

テーマ:『一灯破闇』
 
近年友人たちと交流し話をしていく中で、それぞれ順風満帆に見えていた人生に、お互いが知らなかった様々なことがあったり、今直面していることなどを初めて知るようなことが多くある。若い頃はお互いが家庭内のことや自分の悩みなどを恥ずかしいことと思いオープンに話してこなかったことに気づく。また、年齢を重ねることで、いろいろな悩みや辛いことを経験した結果でもあると思う。私自身も自分が考えていた人生の中でありえないと思っていた離婚を経験した。そんな時に母親から、「外からよその家を見ていると、どの家も何事もないように見えるけれど、それぞれの家の中で大なり小なりいろんなことはあるのよ。でもみんな乗り越えて生きているのよ」と言われたことを思い出す。「一灯破閣」マイナスをプラスに切り替える、必死に負を正に転換した姿が人それぞれにあり、乗り越えているのだと共感する。今コロナ渦で友人たちと全く会うことができていないが、メールやオンラインおしゃべり会をして楽しい時間を作っている。今日、一人の友人からメールがきた。 ワクチンも2回済ませたのにコロナで業績悪化のため百貨店から店が撤退することになり、来月いっぱいで仕事をやめることになったとのこと。2歳年上の彼女が働けるまで働きたいと思っている気持ちを知っているだけに、私も辛い。でも「一灯破間」元気でいたら光はまたあると声掛けしたい。京都の身近な地に、この四字熟語を造られた河井寛次郎氏の記念館があることを知り、コロナが落ち着いたら友人を誘って行ってみようと思った。
 
本社 営業部 清水
テーマ:『頂点の先に見えたもの』
 
きんそくには心の拠り所となるものがいくつもある。 一例ではフィロソフィ、経営計画書、研修などである。いずれも奥野社長自らが多くの時間を捻出し作られているものだ。前職まで、これほどまでに従業員に情熱を傾け行動される経営トップに巡りあったことはなかった。だから、当初は困惑した。恵まれ過ぎやしないか、と。研鑽や啓発は誰かが時間を割くものではなく自らが必要性を感じるもの、という意識があったからだ。ではその前職で自分が進んで行動して来たかと言えば、答えはノー。同僚と何の改善にもならない愚痴を溢し合いながら、目前や損得だけを考え仕事してきたように振り返る。今月号で「バリュー・アクション志向」という言葉を初めて知ったが、価値に沿った行動し続ける、意識をゴールから行動にシフトする、とは正にきんそくの考え方だと嬉しくなった。私はきんそくではまだ、にっちもさっちもいかない、という局面に遭遇したことはない。けれども、意識をどこに向けるか、どのような行動を取れば良いか、迷いは無い。それがどんなときも正しい判断が出来なければならない。そのために日々繰り返し学ぶ必要があるのだと思う。コロナで公私に不自由しながらも、常に学び続ける前向きな仲間がいる安心感がある。もしも、きんそくに大きな困難が襲って来ようとも、その暗闇を照らす光があちこちに灯るように想像する。私もそのうちの一つを灯せられるようになりたいと思う。
 
本社 技術部 玉田
テーマ:『一灯破闇』
 
自分のこれまでの人生を振り返ってみると、あの時なんとか乗り越えたな、と思い返す出来事がいくつかある。困難に直面している時は必死なのに、思い返すとそんなに困難でもなかったようにも感じる。だからこそ人は生きていけるのではないかと思う。数年前、主人が長年勤めていた会社を辞める決断をした。重責に疲れきっていた主人は軽い鬱状態であったため、退職を迷っていた主人に「辞めたら?なんとかなるわ!」と背中を押したものの、2人とも父親を早くに亡くしていたこともあり頼みの綱である親に頼れないという思いから、私自身不安に押しつぶされそうだった。これではあかん。と思った私は退職した主人に「私も転職する。だから最低でもこれだけ稼げる仕事を探して」と金額を言い鬼嫁は尻を叩いた。凹んでいる暇がなかった主人は、今では小さいながらも会社を経営し、当時の私の不安を知ってか知らずか、あの鬱状態はなんだったのか…と疑うくらい生き生きバリバリ働いている。主人は必死に仕事を求め、私は必死に前を向く。闇で火を灯せるのは自分次第と奮起できる経験は大事だと思い返すことが出来ました。
 
本社 管理部 関根
テーマ:『特殊部隊に学ぶ危機を突破する最強組織のつくり方』
 
この対談を読んで最初に感じたことは、きんそくフィロソフィや経営計画書の内容と被る部分が多いな、だった。「行き先をしっかり決める」「提案や意見は序列を飛び越えて進言しても良い」等、到知を読んでいるのに経営計画書を読んでいるのかと錯覚しそうになり、改めて組織とは上から下までそれぞれの意識がかみ合って保たれているのだと思った。先月突然二週間の自宅待機が始まり、リモートワークも出来ず只々部屋に籠るだけの日々の中、頭の中にずっとあったのは「今、私に何ができるか」だった。一番最悪なパターンを想像し、対処法を考え準備する。起こったことは仕方ないので、これからに備え、この場合はこれで、こっちの場合ならこうで…と入念に計画していると、ふと「フィロソフィのおかげだな」と気づいた。全ての準備を整えると焦りも消え、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」の重要性を改めて実感した。そして今、奥野社長への感謝しかない。きんそくでいち早くコロナ渦でのルールができたことにより、何が危険か、何を避ければ良いのか理解していた。私達家族は奥野社長に守っていただいたと思っている。有事にこそ人の本性が出てしまう。娘の勤め先で嫌というほど思い知らされた。この時間と経験を無駄にしない。どういう形であれ発信していかなければならないと思った。自分を守るためには家族を守る必要がある。会社を守るということは、その家族を守ることに繋がり、 地域・国へと続いていく。フィロソフィの教え人として大事なことばかりだ。そして経営計画書は「共通の目標に向かって足並みを揃える」という、集団生活で大きな成果を上げるもの。会社の中・業務中だけのものではないと知った。良いことも悪いことも、幸運も不運も全て経験値として己に取り込み、成長の糧とできる人になりたいと思った。
 
和歌山支店 管理部 今里
テーマ:『一灯破闇』
 
一度『致知』を読んだらもうもう悪いことはできなくなるー。犯罪を犯した人の心まで動かしてしまうほどの力を持つのだと、驚きとともに、納得する部分もあった。5月のよく晴れた土曜日のことだった。子どもの体育大会をほんの少しだけ見学し、午後からの仕事に向かう途中近所のパン屋さんに立ち寄った。会計をしていると、小さな女の子を連れたお母さんが入店してきた。すると店員さんが、2歳以上のお子さんはマスクをしていないと入店することができない、と申し訳なさそうに断っていた。ハンカチで口を押さえて再度入店しようとするも、きちんとしたマスクでないと、と申し訳なさそうに断っている。初めて来たので知らなくて…とこちらも申し訳なさそうに帰ろうとするお母さん。 会計中だった私は、とっさに入り口のドアのところまで行き、「もしよかったら、会計が終わったら私がお子さんと外で待ってましょうか?」と声をかけていた。もし、人見知りをするお子さんなら断られるかもしれないとも思ったが、きっとそこで見て見ぬふりをしたら、後悔していたと思う。しかし、そのお母さんは「いいんですか? ありがとうございます!」と私にお子さんを預けてくださった。買い物をされているほんの数分の間、こちらまで笑顔になるようなやり取りをさせてもらった。店員さんも代わる代わるお礼を言いに、お店の外まで出てきてくださった。 思い切って行動することで変わることがある。このような考え方を持つことができるようになったのは、致知はもちろんのこと、社長がフィロソフィを通して想いをしっかりと伝えてくださるからだと思う。致知やフィロソフィを通して、考え方や姿勢を反省し、改めることが多くある。決して満足することなく、日々反省、日々改善をしていきたいと思う。
 
東京営業所 技術部 髙橋
テーマ:『道を求める心が世の一灯となる』
 
私の父は今入院をしている。父は慢性リンパ性白血病というガンだ。1年ほど前から臨床試験をはじめ、今年の春頃より副作用がではじめた。6月に熱が下がらず全く動けない状態だったので救急車で運ばれ緊急入院となった。その時は1週間で退院出来たが、やはり熱が上がり続けたために再入院。父は今、暗闇の中にいる、体のだるさや食欲がでない事、全身のかゆみでつらいと弱音を吐いている。自分が死んだらこうしてほしいと小さな声で言う父を思うと、何も出来ない自分に不甲斐なさを感じた。今はただ回復し、父に小さな光が見える事を願うばかりだ。父には小さな頃からたくさんの経験をさせてもらった。登山やバイクで旅ををする楽しさを教えてくれ、目上の方を敬う事や礼儀作法などをとても厳しく教えられ、私を大人にしてくれた。大切な父の光が見えるよう、これからたくさんのお手伝いをしたいと思う。
 
東京営業所 技術部 永井

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