イベント情報

致知9月号感想文 木鶏会

2024年9月26日
テーマ『さらに前進』

今月の「致知」特集のテーマは「貫くものを」です。
コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい代表推薦優良感想文を掲載いたします。

代表推薦優良感想文

テーマ:『与えられた運命を生かす』
 
9月末に娘が巣立つ。娘にとって、本当の意味での自立が始まる。まさか東京に住むことになるとは想像もしていなかったが、心配な私とは対照的に、娘は楽しそうに着々と準備を進めていく。そんな様子を見て、「親の不安を子にぶつけたら駄目だ」と思い、あれこれ口を出したい気持ちを相当我慢して、荷物の中にこっそり米30kgをどうやって忍ばせるかを考えることにした。親は自分が経験した分だけ、子供達が見てる未来より少し先まで想像することができる。だからこそ不安要素もたくさんあり、それを子供に言い聞かせたくなる。でもそれは親自身の不安を解消したいだけで、子供はこれから始まる幸せだけを見ている。わざわざ不安を植え付けて手放すのではなく、楽しみでしかたない心のまま出発させなければ、と考えを改めることができた。息子の学費も残り半年。母親業もあとは見守ることだけになるかな、、、と思っていたところに、息子に留年の可能性が発生し、文字通りひっくり返った。教授からあらぬ疑いをかけられ、単位が貰えなかったという。息子側の話しか聞けないので、私にはそれが不当か相当か判断できない。我が家の経済事情から退学するしかないと考えていた息子を叱り、まずは今できることをやり切れ!と伝えた。そして夜に「私はもう1年学費を払う覚悟を決めた。結果がどうでもそれを受け止めなさい」「どうなっても腐ったらあかん。必死に頑張りなさい」と言うと、息子も覚悟を持ったようだ。初めて息子に試練が来たと感じつつ、私自身覚悟を決めたら心が軽くなった。やるべきことをやるしかないとすんなり受け入れられたのは、フィロソフィのおかげだ。絶望さえしなければ何とかなる。日々の研修がこれほど人生に活きてくるのかと、心底有難く感じた。息子も私も、まだまだこれからだ。

和歌山支店 管理部 M.I
テーマ:『与えられた運命を生かす』
 
以前、代表が宿命・運命・天命についてのお話をされていたことを思い出した。宿命は生まれた時から決まっているので変えることは出来ないが、運命は自分の考え方、行動次第で良い方向にも悪い方向にも変える事が出来るというお話だった。私はその時、絶対に良い方向に運命を変えていきたいと奮い立ったのを覚えている。そして、運命を変えるためにまず思ったのが、自分の仕事を天命だと信じ打ち込むことだ。どんな仕事も自分の向き不向きを考える前にとにかく仕事をやり遂げる。そのような気持ちできんそくで働き始め4年と少し経つが、不思議なことに自分が苦手だと思っていた事が好きな事になったことが多々ある。例えば数字が苦手だったのでエクセルも不得意だと思っていた。お店への予約の電話すら苦手であった。しかし、訓練を重ねて自分なりに研究する内に楽しんで出来るようになり日々もっと上達したいと考えている。小さなことかもしれないが、私なりに自分の持って生まれたものを良い方向に転換する事が出来たと思う。これからも新しい仕事を任せて頂く時には、常に自分の運命を変えるチャンスだと思い、取り組みたい。

京都支店 営業部 Y.H
テーマ:『与えられた運命を生かす』
 
先日、新幹線の自由席に乗っていました。そのときは、100%ぐらいの乗車率で、立っている方もそれなりにいる状況でした。降車駅に近づいたので、早めに席を立ち停車を待っていたら、3人ほど挟んだ出入口側にいる同年代ぐらいの女性が急にしゃがみだしてしまいどうしたのだろう、でも距離が遠くて何もできないなと思っていたら駅に停まり、ぞろぞろと乗客が降車し始めました。が、その女性には誰も声をかけず、みな素通りでした。これは気の毒すぎると思い、女性に降車駅を聞くとひとつ先の駅だったので、ひとまず一緒に降車、体調が落ちつき、次の列車がくるまで一緒にいました。幸い命にかかわるようなことではなく一安心でしたが、周りに十数人いたのに誰も声をかけないなんてさみしい世の中だな、と思います。人間として生まれたからには、知らない人であろうと困っている人を助ける、自分にできることは進んでやる、をこれからも意識して、いいことをしている人の真似を積極的にしたいな、と思います。

京都支店 営業部 M.K
テーマ:『ips細胞を活用したがん治療で夢の医療を実現する』
 
フードコートでアイスを分け合う年配の夫婦を見て「い〜な〜」っと言う母。「お母さんもお父さんとあんなんしたかった」。私は笑いながら「お父さんは嫌がるなぁ~」っと笑い話に変えた。父の闘病生活を通じて、当時はがんの治療がいかに困難であるか身をもって感じていた。病状が進行していく中、より効果的な治療法があったらという思いを抱きながら、日々を過ごしていました。この対談で紹介されたiPS細胞を用いたがん治療の研究は、そうした未来を切り開く大きな一歩であると感じた。がん治療は日進月歩で、現在も世界中で多くの新しい治療法やくすりの開発が進められている。研究に人生を懸けて頂いている方たちのおかげで、がん治療の新たな選択肢として、がん患者やその家族にとっての希望の光になると同時に、私自身や家族が父の闘病を通じて味わった無力感を感じないで済むような世の中になってほしいと心から願っています。そして、父のがん治療の治験への参加も、その結果がきっと誰かの希望の光になっていると信じたい。

広報室 Y.H
テーマ:『貫くものを』
 
6月のある日のことだった。竹内所長が自身のモニターの向こうから、おそらく笑みを浮かべながらこう言った。「これは高橋さんが頑張ったからやな。転送するわ。」何のことだろう?とキョトンとしていると、一通のメールが転送されてきた。アクティオ様からの請求に対する返信メールだった。そこにはこう書かれていた。【今回も、完璧な業務を行って下さいまして、誠に有難うございました。大変助かりました。これからも引き続き、宜しくお願い致します。】メールを目にして、涙を必死でこらえた。舗装修繕工事は納期がタイトであると、岡本さんがよく口にしていたが、通常のICTの現場と同様のスピードで業務を進めていたら、成果の催促があった。確認すると、お客様が営業にだけ納期を伝え、営業が内業班に納期を伝え忘れていた。先に納期を確認しなかった私の責任は大きい。残業や土曜出社をし、竹内所長にもたくさんアドバイスをしていただき、たまたま東京にいた岡本さんをとっ捕まえて、切削オーバーレイのデータをそのまま3次元設計データに変換する方法を教えていただき、何とか間に合わせることができた。そんな現場からの最終請求後のメールだった。きんそくは、助けてくださいと言ったら、嫌な顔ひとつせずに助けてくれる人で溢れている。たくさんの人の力を貸していただきながら、私はこれからもお客様の満足のために努力する姿勢を貫く。

東京営業所 技術部 K.T
テーマ:『与えられた運命を生かす』
 
中国の故事に『老いてますます盛んなり』と言う言葉があります。三国志演技の中で黄忠と言う武将が戦果を上げた際に君主の劉備がそう褒め称えた逸話が有名です。※本来は後漠の馬援伝の言葉だそうです。年老いても若い時をしのぐほどに、意思や気力が充実している事をいうのです。先日、数年ぶりに斉藤一平さんと現場に出る機会がありました。私がきんそくに入社した当時は、測量の技法や技術を斎藤さんや中川さんから習ったものです。精度だけではなく、チェックの仕方、また、どうすれば美しく見えるかなど、本当に色んな事を御両人には教わりました。きんそくに於いて、人生全般の師が奥野代表であるとしたら、工事測量の師は斎藤さんと中川さんと自信をもって言えるほどです。そして、久しぶりにご一緒させていただいて、その気持ちがなおさら高まりました。器械を私が見て斎藤さんが手元に行っていただいたのですが、小走りで動き回って、果ては1.2m位の段差を駆け上り、法面途中の基準点を押さえる。齋藤さん、御年七十四。あと三年で還暦を迎える私の17年後。あんなに動けるだろうか???とわが身を案じつつ、体と気持ちを鍛え、若い子たちの見本になれるよう、日々努力したいと思います。

京都支店 技術部 S.A
テーマ:『貫くものを』
 
今回の特集の中にある「人の心は触れるものによって変わる」という言葉に大変共感した。それは実体験に携わるものがある。私自身2年目の頃は、精神的にも、技術的にも余裕がなく、連日の夜勤も相まって、後輩などに優しく接することが出来ない時があった。最近になって当時の後輩が「中村さんは牙が抜けたように優しくなった。どうしてしまったのか?」と言われる事があった。3年前の自分と今の自分と比べると精神的にも、技術的にも成長したと思うが、特にメンタリティの部分で著しく成長したと感じる。その理由を考えると普段、自分自身は同期と関わるよりも、先輩と関わる機会が多い。きんそくの先輩はどれだけ仕事が長引いても夜が遅くなろうとも、時間に余裕がなくても、わからない事を質問すれば、自分のことを後回しで親身になって教えて下さる。その時に、このような頼り甲斐のある先輩にならなければならないと感じた。どんな状況下にあっても、人に優しく出来る不屈のメンタリティを得るため、日々、仕事をこなそうと思った。

京都支店 技術部 T.N
テーマ:『貫くものを』
 
きんそくもまた33年貫くものをもって、仲間と共に歩んできた。仲間のために、お客様のために、社会のために、そして先達から学び、未来像、存在意義が明確になった。学び続けることで私たちの視座は高く成長し続ける。「心を高める、経営を伸ばす」経営を伸ばすことイコール、世のため人のために大きく貢献することである。きんそく道場で実践を通じて、仲間と磨いていきたい。“不易流行” 変えざるものと変るべきものを貫き通したい。

代表取締役奥野

関連記事

TOP