イベント情報

致知11月号感想文 木鶏会

2025年11月28日
テーマ『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

今月の「致知」特集のテーマは「名を成すは毎に窮苦の日にあり」です。
コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい代表推薦優良感想文を掲載いたします。

代表推薦優良感想文

テーマ:『生きる力』

「和敬静寂」という言葉の中でも、私が特に「敬」の持つ意味が今の私にとって大事なことではないかと思いました。まず「敬」で思い浮かんだのは、差別はあってはいけないことですが、無くなることは正直とても難しいなと考えることがあります。もちろん、意識的に差別をする人はほとんどいません。私は無意識に誰かを傷つけるのではなく、互いを尊重し合える人間でありたいと思いました。和歌山支店の分室では、月1回お互いの業務を教え合う勉強会をしています。普段全く異なる業務をしている人に教えるため、どういう言い方が分かりやすいかと考えたり、相手の質問にも努力して答えられるようにしていきました。すぐ答えられなかったら、後日調べて必ず答えるようにしてきました。初めは、分からないことだらけで焦りもありましたが、私の些細な質問にも担当の子は答えてくれて感謝しています。作成出来た時は達成感がありとてもうれしかったです。勉強会を通して、相手から学べることがたくさんあり、お互いが尊重し、助け合える環境になってきているなと実感しました

和歌山支店 技術部 Y.T

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

この頃は平和な日常が続いているなあと感じると、大抵何かしらトラブルが舞い込み、「あーもう、、」となる。つい溜息が出そうになるが、そんな時はいつも「私がやらねば誰がやる」と思うようにしている。”誰かのため”ならすんなり発奮できるからだ。実際、イレギュラーなことに対応すると、自分が出来ることや知識が増える。今までやったことがないことは、恐らく必要に駆られなければすることがないからだ。それを調べ、確認し、進めることで、「出来ること」としてプラスされる。今回も、「おかげでこれとこれが出来るようになった」「これを知ることができた」と感じ、小さなプラスとして自分の中に積まれていった。そして今回は、日ごろの情報収集がいかに重要かも痛感した。ボート輸送にチャーター便をすぐ提案できたのは、以前佐川急便さんからいただいたチラシから、「すぐには使わないんだけど」と担当者登録まで済ませていたからだった。とにかく無事に帰ってきてくれることを最優先して対応に当たるが、小さなレベルUPがおまけとして付いてきた。事務Gや管理部は目立たない脇役だが、会社には絶対に必要な役割を多く抱えている。無いに越したことはないが、何かあった際は「任せとき!」と落ち着いて言えるよう、これからも情報収集を怠らず、スキルも上げておきたいと思った一週間だった。

和歌山支店 管理部 A.I

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

今は生活も仕事も精神面では安定しています。その意味ではうまくいっていると思います。でも、調子に乗っているかもしれないです。今のままのことを続けるのは事務の仕事やエクセルマクロやjavaなんかはあと何年できるかわかりません。AIに仕事は取られるでしょう。特にプログラミング言語はChatGPTに聞いてみると正しく質問をしたら、ちゃんとしたコードが返ってきます。細かい要求でないと思ったのは完全にはでてこないのでこれはネックですが、部品を作るのは非常に適しているように思えます。正直、人間の手で細かく書いているのが馬鹿らしくなる時もなります。人間の需要があまりないように思います。最低賃金が上がるのも合わさって、どんどん仕事場から人が消えていきそうな気配があります。私はデスクワークが主ですが、あまり楽観視できないという風に思います。去年に管理部にきましたが、仕事内容があまり変わらないのでどうしようか考え中ではあります。上手くいっているように見えてあまり調子には乗れないと思っています。日々の業務で常に改善案を考えて、業務をこなしたいと思います。AIは今まで人類が経験してきたものを学習していて、0や1を生み出すのには向いていないのでこれらを考えられるようになりたいと思います。

本社 管理部 D.W

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

この記事を読み、今の自分があるのは過去の自分の頑張りがあるからだと気づいた。学生時代の勉強や、きんそくに入社してから様々な経験をしてきた。今、私の指示のもと渡辺君にファイリングなどの雑務やエクセルマクロの作成をしてもらっている。現状稼働しているエクセルマクロは27個もある。業務効率改善の点で大きく貢献してくれている。今まで複数人で何時間もかかっていた業務が10分程で完了する。こうしたエクセルマクロの背景には私が今まで経験してきた様々な業務の経験からだと気づいた。今期から新プロジェクトの管理部DX化プロジェクトメンバーに選んでいただいた。これからは、いろんな人の意見、視点、経験からエクセルマクロの開発や新システムの導入を促進し、より社内のDX化を促進していきたい。新システムの導入は忙しい日々になると思うが、導入後の未来皆からシステム導入してくれてありがとうと言ってもらえるように日々尽力したい。

本社 管理部 K.S

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

最近身のまわりで体の不調を抱える人が目につくようになった。普段の何気ない会話の中でそのことを知る場面が増え、改めて「人は皆、それぞれに見えない苦労を抱えている」という当たり前のことを思い知らされている。ある日、仲間が腕をゆっくり回しているのを見かけ、「どうしたんですか」と聞くと肩の調子が悪く、週に一度は注射を打ちに通っていると聞いた。聞けてよかったと思えた。肩に負担がかかるようなことがあれば自分がやればいいと思ったからだ。一方で、面談の際に初めて別の仲間が「足に水が溜まり痛みが続いていたので、水を抜いてもらい今はリハビリに通っている」と話してくれた時には胸が痛んだ。普段から接しているにもかかわらずまったく気づくことができなかった。気が付かないまま負担をかけてしまっていたのではないかという後悔と反省があった。森信三氏の「われわれ人間は、自分が順調に日を送っている間はとかく調子に人の情とか他人の苦しみなどというようなことには気付きにくいものです」という一節を読んだとき、まさに自分のことを言われているのではないかと感じた。調子よく過ごしていると、つい周りの小さな変化や声にならないSOSを見逃してしまう。相手が発している微かなサインに気付くこと、そして声をかける勇気を持つことが大切なのだと強く思う。今回、自分が見落としていた仲間の痛みを知ったことはまさに自分にとっての”気づきの窮苦”だった。これを機に、周囲の様子にもっと心を配り支え合える環境をつくっていきたい。

本社 管理部 R.K

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

森信三先生の言葉が心に強く響いた。私は日ごろあまり表に出さないが、曲がったことが大嫌いで、理不尽さや誤解があると短気になりそうになることがある。最近、昇給や評価に関して、誤解や不満が重なる場面があった。制度や仕組みを十分に理解していないことで、声が大きくなってしまったのだと感じた。その場では感情を抑えつつ、評価とはすぐに目に見えるものではないこと、働き方が違ってもそれぞれに責任があること、そして正しく行動することの大切さを意識し、自分自身も改善・行動し必要なことをきちんと伝えられる人間でありたいと強く思った。お客様対応や日々の業務で責任を実感する中で、感情に流されるのは簡単なことだが事実を知り、冷静に考え、必要なことを伝える姿勢が大切だということを学んだ。今回の経験を通して、私はどんな働き方をしていても、一緒に働く人はみんな大切な仲間だと改めて感じた。仲間との絆を深めるために、自分にできることをこれからも探していきたい。

東京営業所 技術部 K.T

テーマ:『頂いた機会、ご縁を活かし、今に集中する』

月に一度、自身の人生、仕事に対して向き合い、整える機会を得ていることに感謝致します。今回の特集記事を拝読して自身に置き換えて考えてみました。福岡で約30年の会社員時代を過ごし、母への介護の機会を得て東京に出て参りました。会社員時代の終盤では次の目標が定められず、母の介護と向き合う中で自身と向き合うその様な時間を今一度、母に与えられたようにも感じることがあり良い機会を戴いたと感じております。きんそくで、個人の仕事で、様々なご縁をいただき、また自身の興味好奇心の点を繋いで行く中で新たな発見を見つけながら今を取り組んでおります。まだまだ業務の中において自身ができることは限られておりますが、より良い成果を得て行くために、その日の状況、班長の業務イメージを観察、察知して、自身の動き方も工夫して行きたいと思います。人生やその業務の過程において「名を成すは毎に窮苦の日にあり」という意識を持つこと、またあれこれ考えずに「今」に集中することを大切にして行きたいと思います。班長、自身が日々直面する課題をどのようにサポート、解決して行けるのかが自身の学びです。その中で経験と知識を得て、自身の点と点を繋いで行き、喜びを得て「名を成すは毎に窮苦の日にあり」を理解したいと考えます。

東京営業所 技術部 T.Y

テーマ:『生きる力』

講話中にあった伝統を失った民族は国を滅ぼすという話はなるほど確かにその通りだと思いました。各国に歴史や文化がありそれが失われると本当に国民族と言えるのかと考えさせられました。会社にしても同じことが言えると思います。例えばきんそくの文化や社風を捨てると果たして本当にその会社はきんそくと呼べるのか分か分からない。先日こんなことがあった。その日私は翌日北陸での現場の準備をしていたのだが前回使った時に付いた泥が酷かったので駐車場で落として積み込んだ後に落とした泥を帰除していた時に通りがかったNさんが倉庫に行きデッキブラシを持って来て何も言わずに手伝ってくださりその時に仲間が困っていると率先して助けるのもきんそくの伝統といえるのではと思った。こうしたきんそくならではの互いを助け合える社風を大切にして自分も今度は助ける側になって行けるようになりたいと思いました。

京都支店 技術部 K.U

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

長く勤めてきたこのきんそくで、私は多くの人と出会い、支えられてきました。家族との関係も、時に悩みながらも深い絆を築いてきました。そんな私にとって、「表面のブラスに対して裏面にはちゃんとマイナスがついてくる。同時に表面がマイナスであれば、裏面には必ずブラスがついているはず」という言葉は、まさに人生の真理のように響きました。人生の節目節目で、この”両面性”を感じてきたからです。子育てや介護、家族の病気など、一見マイナスに見える出来事が、家族の絆を強めるきっかけになりました。長年の勤続の中で、苦しい時期もありましたが同僚や上司との信頼関係が支えになり、これまで幾度となく、達成感に満ちた瞬間を経験してきました。そして、若い頃の失敗や苦労が、今の私の”人を見る目”や”感謝の心”を育ててくれたように思います。この言葉は、私に”どんな出来事にも意味がある”と教えてくれました。家族や職場の人との繋がりを大切にしながら、これからも”裏のプラス”を見つけていきたいと思います。

京都支店 技術部 K.H

テーマ:『苦難は事業の基なり』

今回の対談を読んで一番印象に残った言葉は「モノ言わぬモノにモノ言わすモノづくり」という言葉だ。これは、我々の仕事にも共通していることだと思った。私たちが測量という仕事を通して社会インフラをつくっている中で、できた物は何も語らないが、社会インフラを利用するすべての人に感動を与えることができる。その社会インフラを共に作ってくださるお客様にも「きんそくに仕事を依頼して良かった」と思っていただけるように頑張ることが重要だ。そう思っていただくには、同業他者との差別化を図ることが必要になってくる。お客様に御底的に寄り添い「きんそくはここまでやってくれるのか」と思っていただくことが重要だ。現場作業でも、制度やスピードに徹底的にこだわる姿勢が大事だと思う。差別化という点では、人間力も強力な武器になる。お客様から相談や仕事の依頼をしていただけるよう、謙虚、真面目な姿勢でお客様と接し一生懸命に仕事に取り組む。そのために、これからも人間力を磨いていきたいと思う。

京都支店 技術部 D.T

テーマ:『苦難は事業の基なり』

河邉氏日く「いまは店を開けたらたくさんのお客さんに来ていただけるけれども、それは決して当たり前ではない」。私も同じことを思います。今でこそきんそくはお客様に信頼される会社となりましたが、創業当初は1件の仕事を取ることも大変な事だっただろうし、それだけに仕事をいただけたお客様に対する感謝の気持ちは今とは比較にならないものだっただろうと想像します。私はいつも思います。果たして杭打キングや建方キングといった商品を「きんそく」という看板を背負わずに自力で売らなければならないとしたら、果たして売れるだろうか? たとえ自分が納得のいく最高の製品を作り上げたとしても、それを元に商売するには、営業やサポートなどの別の苦労が要ります。自分の力不足が悔しいと思う一方、自分が作った製品を担いで商売として成り立たせる皆さんには頭が下がる思いです。このように我々全員が自分たちの役割をよく理解し、努力を続けることで初めて会社は存続しうる。これからも私は代表を初め皆さんの期待に応えられるよう頑張らなくてはならないと改めて覚悟しました。

システム開発部 N.O

テーマ:『苦難は事業の基なり』

私は今年、醤油1本を売る事の難しさを痛感している。紹介しては、「考えとく」に留まり、1本が売れない。「測量はきんそく」という関西のイメージは関東や九州では通用せず、奔走する日々が続いている。ただ対談の内容にある通り、「有名でも通る道」であれば、この地道な下積みは苦ではない。失日、嬉しいお知らせがあった。電話1本の問い合わせからスタートした日本国土開発様の現場で、「建方キングが好事例となり本社からカタログ取り寄せの依頼がある」と。実際に先方様内で取り上げて頂いたらしく、施工が楽で鳶さんからも好評だったとの事。使用期間中は何度も電話があって、「柱を自動選別しない」や「レーザーが返ってこない」とご迷惑をかけた現場である。現場指導下さったOさんや、H次長が俊敏に対応下さったものの、良かったのか直接評価に伺いたいと思っていた矢先であった。「売上の為に売る」のではなく「この商品は現場の為になる」との想いが先、「いいものを作って、かかった原価はそれに見合う正当な売価で販売すればいい」は共感するところで、値引すれば受注出来るはしたくない。この金額でご納得頂き、いい商品と言って下さったお客様がいる以上、この価値は正当であると思っている。高いと言われるという事はすなわち、私が金額に見合う説明が出来ていないだけである。今、現場所長様につながる様な動きが少しずつ出来ており、より建方キングの具体的な評価が頂けつつある。お客様のお声から「建方キングはどうあるべきか」が見えてくれば、また広がっていく。苦難は僕の基なり、まさにこの基を考えて考えて強くふみ固め、未来につなげたい。

きんそく建築測量 営業部 C.W

テーマ:『名を成すは毎に窮苦の日にあり』

成功し続けることの難しさは、経営者人生を歩む中で体感している。成功は自力だけでは成し難く、2つの他力を得なければならないと稲盛塾長から学んだ。私たちの手の届かない力、”他人の力”と“宇宙の力”だ。それぞれの力を得るには、幸運をあてにせず、自己を奉げる。自己を磨き、徳を積み、力を築く日々にある。私の経営者人生は、奉げる環境が整っている。誰がトップになっても、この思いになると感じる。素晴らしい仲間に恵まれ、よきお客様にも恵まれている。窮苦、順境の日の過ごし方、私の”思い”のあり方を見直す機会となった。「平常心是道」、日々成長を誓う。

代表取締役 奥野勝司

関連記事

TOP