致知11月号感想文 木鶏会

2020年11月17日
テーマ「根を養う」

今月の『致知』特集のテーマは「根を養う」です。コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい社長推薦優良感想文を掲載いたします。
 

社長推薦優良感想文

テーマ:『特集 根を養う』
 
 母は昔から「根っこが大切や」と言っていた事を思い出しました。中学の時に片腕の無い同級生がいました。散髪屋で飼われていた熊に噛まれて失ったのです。田舎だったので母も含めて近所のお母さん達は子供同士を遊ばせてパーマをあてるのが通常でした。その日も私と同級生のその子は店前の檻で飼われている熊にお菓子か何かを食べさせていたのかもしれません。記憶が無いのです。店前が大変な騒ぎになり私の母親が捜したけれど見つからず、熊に食べられたのかと本当に思ったそうです。その後2km位離れた所で無事に見つけてもらったそうです。この時の事は私自身は全く記憶に残っていない出来事でしたが何故この事と「根っこ」の話が結びつくかというと、片腕が無いこの子は実は「いじめられっ子」で高校まで一緒でした。自分自身がいじめる側になることもあり、後ろめたい気持ちになったり、一緒に悩んだり紆余曲折ありながら常にそばにいる仲間でありました。その一番が「根っこ」だったということです。幼い時のショッキングな出来事が青春時代に無二の親友を守る事だけでなく切磋琢磨できる同志として生きれたのは多少なりとも「人」の事が分かるように「根っこが大切や」と常に言っていた母の言葉が知らず知らず養分となり心根を育ててくれていたのだと今さらながら気付きました。最近の口癖は「ありがとう」です。
 
北陸営業所 技術部 曽山
テーマ:『特集 根を養う』
 
 この文章を読んで、「根を養えば樹は自ら育つ」とあった。私にとっての「根」がなにかと考えたとき、フィロソフィにもある「ベクトルを合わせる」ことだと思っている。以前CM・地質グループのアメーバリーダーをしていた時、3年間は試行錯誤して頑張ったが、利益率6~7%が精一杯だった。今思うと反省点がいくつもあるが、主にベクトルがあっていなかった事が、大きな原因だと思う。「仕事を急に休む人」「なにかと経営方針に対立する人」など明らかに上手くいっていなかった。最初に達成できたのはアルバイト・パートを残して社員のメンバーが全てが退職した後、現在ICTグループのGLである喜福GLが、営業部から技術部に変わる際に、加入してもらった時だった。正直、喜福自体は技術力的には低かったが素直にグループ全員が真面目に頑張った結果として達成できた。先日、本社の地質調査グループのメンバーと関空の点検調査に行った時も、地質調査グループのメンバーは、出来る出来ないは別として、各員ができることを必死に探し頑張ろうとしている気持ちが感じられた。やはりそういうグループはアメーバも達成している。私は現在、和歌山支店の技術部全体のリーダーとなっている為、和歌山全体のベクトルを合わせることが急務となっている。以前より大きな規模でこれが達成できれば、必ず目標も達成できると思う。だからこそ「ベクトルを合わせる」を根として今後も頑張っていきたい。
 
和歌山 技術部 門田
テーマ:『特集 根を養う』
 
 疾風に勁草を知る―強い風が吹いた時に本当の強い草が分かる。強い草とはもちろん人間的にもそうであるし、技術的にもそう言える事だと思う。私はきんそくに入って多能工化を目指して様々な業務に携わらせていただいた。その上で、多能工化とは決して「広く浅く」では無いと思い知らされた。あくまでもきんそくとして携わる以上、その業務のスペシャリストとして臨まなければいけない。付け焼き刀で挑むと、強い風が吹いた時に倒れてしまう。それは自分自身だけでなく、きんそくの価値まで落ちることになってしまう。どんな風に立ち向かう事になろうともどこに立つ事になろうとも、決して倒れない強い根を養う事が日本一の社員に繋がっていくと思う。
 
和歌山支店 技術部 平岡
テーマ:『特集 根を養う』
 
 ICTグループに異動してから、一年が経ちました。当時の作業内容を書いたノートを見返してみると、事細かに手順が書いてありました。今では当たり前にしている事を最初は知らないことだらけで、とにかく言われた事全部必死にメモを取っていました。毎日ノートを見てたくさん教えて頂いたおかげで、出来る事が少しずつ増え、少しでも仕事の精度を上げるように、一日でも納期を早くするようにどうすればいいか等考えられるようになってきました。当時のノートは、きんそくで得た根だったと思います。その根を自分でしっかり育てていかなければと思います。先日参加させていただいたフィロソフィ研修も根を養うためにとても大事な勉強だと改めて思いました。良い考え方を持ち、日々の仕事1つ1つに取り組んでいきたいです。文中にあった、基礎となる努力を怠らず、人間としての根をしっかり張っていきたいと思います。
 
和歌山支店 技術部 榎本
テーマ:渋沢栄一『論語と算盤』に学ぶ大転換期の生き方
 
 今回の記事で、渋沢栄一氏の『論語と算盤』の趣旨ときんそくの経営理念がイコールとなっている事がわかりとても驚いた。人格と人生と商売が繋がるという図式はまさにきんそくの目指すところ。現代でもそれを実行しようとする企業は多くもないのに、価値観が圧倒的に違う明治・大正の時代にその考えがあった事は驚きである。ただ違うのは今の資本主義は渋沢氏の求めていた資本主義ではない事、なぜなら平等がないから。株式など実態の無い物に重きをおき、企業は労働者を搾取し、水増し・粉飾決算が横行する。正しいあり方とは何かと考えさせらる。数年前の研修で、奥野社長がきんそくは談合を絶対しないと言っていた。その時は、何を当たり前のことを…と思っていたが、社長は実際に言葉にする事で、言葉に責任を持ち、私たちに安心感そして誇りを持たせてくれていたのだと言うことに今更ながら気付かされた、これこそ正しい会社のあり方ではないか。正しくあるというのは決して楽ではないが、後ろめたさの無い生き方にこそ根、を養っていくことができるのだ。
 
和歌山支店 技術部 古野
テーマ:渋沢栄一『論語と算盤』に学ぶ大転換期の生き方
 
 「苦労」と聞くと必ず思い出す友人がいる。彼女は2歳の時に両親が離婚。以来母一人子一人の生活だったが、13歳で母親を癌で亡くす。その後は伯母のところで居候生活が始まるが、伯母は自分の息子を溺愛しており、姪である友人だけでなく自分の娘すら酷い扱いだったそうだ。そんな環境に嫌気がさし、友人は高校入学と同時に風呂無しの市営住宅で一人暮らしを始める。粗大ゴミ置き場から浴槽を運び、ベランダに置いて鍋で沸かした湯を入れて入浴していたというから逞しい。ただ、私にとって強烈に印象に残っているのは彼女の生い立ちではなく、輝くように弾ける笑顔だ。今回の記事を読み、彼女が見せる笑顔は苦労や困難を知り、受け入れ乗り越えてきたからこそのものだと気づいた。「私だけが苦労してると思わないし、誰だって何かしらあるでしょう。」と言う友人の言葉に、彼女の根の深さが見える。自分が親になると、子供達が少しでも嫌な思いや苦労が無いようにと、環境を整え不快な物事から離そうと考えてしまう。しかし、子供は成長するにつれ親とは別行動の時間が増え、常に危険や不安要素を親が事前に排除できなくなっていく。それが当たり前なのだ。全てを排除し快適にするのではなく、子供達自身で経験し、立ち向かい乗り越えられる根を養っていくのが親の本来の役目なのだとやっと分かった。それは身の回り全ての世話を焼くよりもずっと難しく、心が苦しい。その苦しみも我慢も、子供の根を養うために必要不可欠な栄養素だと思うしかない。ただ、子供達を信じていればいいのだろう。子供達が巣立ちの準備期間に入った今が、私にとっては親としての転換期だと感じている。親としてではなく人として手本になるような所作を忘れず、日々生活が送れていることにまずは感謝しよう。友人のように健康な心を持つ人に出会えたという大きな財産を、絶対に無駄にしてはいけない。
 
和歌山支店 管理部 今里
テーマ:渋沢栄一『論語と算盤』に学ぶ大転換期の生き方
 
 私は、常にやりたいのかやりたくないのかで判断するのではなく、自分ができるのかできないのかで物事を判断し行動していて、自ら挑戦するということをあまりしないでいたことが多々あった。きんそくに入社してから学生までとは違い自ら挑戦し行動しないといけないと感じることがある。社会人になり、責任感もこれまで以上に持たなければならなくなり挑戦して失敗するよりは安全な方を選んでしまいたくなるが、その選択をしてしまうことによって自分が成長しないと同時に会社の役にも立たないのではないのだろうかとも考えるようになった。目先のことばかり考えるのではなく未来のことを見据えて常になりたい自分を想像して今行動していこうと思う。自分の将来それが成功したのか、失敗したかと思うのではなく自分が立派にやり遂げたと後悔することが無いように、自分の責務を頑張って果たしていけるようにしていきたい。今回「論語と算盤」を読んで少し興味を持ったので、時間のある時に読んでみたいと思う。
 
本社 営業部 半澤