山口建設 株式会社 代表取締役 小西 様
代表者 |
代表取締役 小西 治郎 |
創業 |
昭和42(1967)年 |
事業所 |
和歌山県橋本市原田134番地 |
- きんそくのサービスや商品について、実際にご利用いただいた中でのご感想やご評価をお聞かせいただけますでしょうか?
- 「評価」と言われると難しいですが、お願いしたことをしっかり納めてもらっている、という点ではちゃんと信頼できる仕事をしてもらっていると感じています。例えば写真一つとっても、ただ撮るだけでなく、こちらの視点に寄り添って、どう見せるべきかまで気を配ってくれる。こちらから「こういう写真をつけてほしい」とお願いしたときも、意図を理解してすぐに対応してくれました。そういう細かいやり取りの中で、「こちらの意図がちゃんと伝わってる」「向こうもちゃんと受け取ってくれてる」というキャッチボールができている実感がありました。今後も、もっと深くやりとりしていけたら嬉しいですね。
- 一緒に現場でお仕事をするうえで、どのような方が来られると嬉しいと感じられますか?
- 「どんな人が来るか」よりも、「どう考えて動いてくれるか」が大事だと思っています。 年齢や経験に関係なく、わからないことはわからないって素直に言い合える、同じ土俵で会話ができる人がいると、風通しの良い現場になるので嬉しいです。今回きんそくさんとご一緒した現場でも、わからないことをわからないなりに一生懸命取り組んでもらえたことが、すごくありがたかったです。話しながら一緒に悩んで、図面やモデルを見ながら共有していく中で、「あ、なるほど」とひらめく瞬間があったり、勉強になることがたくさんありました。特に、視覚的に一緒に確認できるというのはすごく助かりましたね。「ここってどう作ってるんですか?」「この幅ってどうしてるんですか?」といった会話を通じて、理解も深まりましたし、こちらも改めて考えるきっかけをもらえました。そうやって、一緒に学びながら進められる人と働けるのが、一番ありがたいです。
- 建設業は、社会にとってなくてはならない“ものづくり”の現場だと感じております。日々どのような想いで向き合っておられるのか、お話しいただけますでしょうか?
- 今の立場になって特に感じているのは「責任」です。自分が言ったことは、やりきる。その覚悟で仕事に取り組んでいます。図面通りに作るだけでなく、いかに効率よく、関わる人たちが気持ちよく働けるかを大切にしています。協力会社の皆さんにも「この現場に来てよかった」と思ってもらえるよう、段取りや手配は早めに。しっかり利益も出して、また一緒に仕事がしたいと思ってもらえる現場にしたいんです。問題が起きたときは現場のせいにせず、自分が責任を持つ。それが現場を守ることにもつながると考えています。「どうせやるなら、楽しく」「いいものをみんなで作る」――そんな想いを忘れずに、これからも現場に向き合っていきたいです。
- 近年、建設業界でもさまざまな新しい技術やシステムが導入されているかと思いますが、御社として特にご興味をお持ちのものや、現在ご検討されている取り組みがありましたら、ぜひお聞かせいただけますでしょうか?
- 正直、「興味がある」というよりも、「もうついていかんとあかん時代やな」という感覚の方が強いです。新技術を取り入れなければ現場に呼ばれなくなる、というくらいのところまで来てると思っていて、「やる・やらない」ではなく「やるしかない」というのが今の認識ですね。導入した新技術をちゃんと使いこなせる人材も必要です。持ってるだけでは意味がなくて、結局それを「ものにする」ためには、社内での勉強や仕組みづくりが欠かせません。理想としては、補い合いながら勉強して、現場に合った形で技術を活かせるようにしていきたい。でも、そこには人や時間の問題もあって、現実とのギャップもまだまだあると思っています。
- 今後、建設業界全体として取り組むべき課題やテーマについて、どのようにお考えでしょうか?
- 子供たちにこの建設業界に興味を持ってもらう「種まき」が必要だと感じています。弊社では昨年、和歌山県発注の工事において「若手女性活躍モデル型」として職場体験を実施しました。発注者側は型枠作業や生コン打設の体験を想定していたようですが、それではあまり面白くないと感じたので、自分たちで小学生向けに建機会社へのバスツアーを企画しました。実際に機械に触れたり、働く車のビデオを見たりと、ちょっとした遠足のような形にしたんです。普段触れる機会のない大きな機械に、特に男の子たちはとても喜んでくれました。最終的に70人もの小学生が参加し、発注者も驚いていましたし、建機会社側も初めての取り組みとして喜んでくれました。これが一人でも未来に繋がれば、本当に嬉しく思います。
- きんそくに対して今後ご期待いただいていることや、“こんなことがあればもっと良いのに”と感じておられることがありましたら、ぜひお聞かせください。
- この質問に対して適切かどうかは分かりませんが、率直に言えば「うちと仲良くしてください」ってことですね。お互いに「ここは助けて」「ここは任せて」と補い合える関係性が築けたら、それが一番良いと思っています。きんそくさんからも、うちに対して何かを望んでもらえるような関係性でいたいし、そうやってお互いに求め合って、助け合って、結果として“いいもの”ができる。そんな関係をこれからも築いていけたら嬉しいです。
- 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
いただいたお話は、今後のサービス向上にしっかりと活かしてまいります。