
代表者 | 代表取締役社長 東 宗弘 |
設立 | 昭和39(1964)年2月18日 |
事業所 | 本社/和歌山市雑賀崎250番地 営業所/大阪 |
- 入社当初から長くご利用いただいているとのことで、ありがとうございます。これまでに担当された現場の数を教えてください。
- きんそくさんとは入社した当時からのお付き合いになります。実は22年前、私が入社したばかりの頃に大西専務と初めてお会いして以来、ずっとお世話になりっぱなしですね。 入社してからずっと現場を担当してきました。これまでに大体1年に1現場のペースで関わってきたので、累計では20現場ほどになるかと思います。
- 私たちは、人としての魅力や礼儀など“人間力”も大事にしているのですが、宮本様が“一緒に働きたいな”と思うのは、どんな方ですか?
- きんそくさんには、いつも現場の一番最初の準備段階からお世話になっています。この段階では私たち自身も様々な業務を同時に抱えていて、とても慌ただしい時期なんです。そんな中で、お願いしたことをきっちりと期日までに対応してくれる姿勢には、いつも助けられています。 何かを相談した際にも、「今は忙しいので2〜3週間後になります」と断られるのではなく、「明日時間を作って伺います」「今日の夕方なら行けますよ」とすぐに動いてくれる。そのスピード感と前向きさは、他の協力会社さんと比べても非常に心強いですね。しかも、タイトな納期にも関わらず、こちらが必要とする期限までにはしっかりと仕上げてくれる。社内ではご苦労されていると思うのですが、それを感じさせずに仕事を進めてくださるのが本当にありがたいです。これからも、そんな「前向きで、信頼できる」方々と一緒に仕事ができることを願っています。
- きんそくのサービスや商品について、率直なご意見をお聞かせいただけますでしょうか。
- 基本測量やICT関連、BIM/CIM、土質試験や非破壊検査など、幅広い分野でお世話になっています。特にありがたいのは、私たちも発注者もまだ手探り状態のような「新しい分野」について、きんそくさんは一歩先を行っていて、常に「こんなこともできますよ」と提案してくれるところです。 例えばBIM/CIM関連の業務では、「こんな図面があるけど、どこまでできる?」と相談すると、「施工ステップを可視化できます」とか、「ナローマルチを活用すれば、矢板の根入れ長やブロックの正確な個数を出して、発注者に提案できます」など、実用的で即戦力になる提案をしてくれます。それをそのまま発注者に伝えると、「ちゃんと考えてくれてるな」と、納得してもらえることが多いんです。 場合によっては、発注者への説明にも同席していただいて、担当が直接パソコンで資料を見せながら丁寧に説明してくれることもあります。そういった細やかな対応や、現場との距離の近さが本当にありがたいです。
- ホームページや日刊建設工業新聞で、東組様のDXの取り組みを拝見しました。非常に先進的で、生産性向上を見据えた素晴らしい取り組みだと感じております。私たちも、ぜひ参考にさせていただきたいと思っております。
- 請求書の電子化について取り上げていただきました。 実はこれ、長年の課題だったんですが、社長が「こういうサービスをやっている会社があるらしい」と紹介してくれたことがきっかけで、具体的な導入に向けて動き出しました。話を進めていく中で「これはうちでも使えるのでは?」という手応えがあり、結果として電子請求書に対応できたことで、生産性は大きく向上したと実感しています。 これまでは、紙の請求書が会社に届いてからチェック・処理するまでに時間がかかっていたんですが、今は現場のパソコンからでも確認・対応できるようになり、業務の効率が飛躍的に上がりました。 私もきんそくさんのホームページを拝見したことがありますが、本当にいろいろと工夫されていて、社員の皆さんを大切にされていることが伝わってきます。新しいことにも積極的にチャレンジされていて、「こんな取り組みもしているんだな」と、とても興味深かったです。 さまざまな会社さんと関わる中で、その会社がどんな思いで仕事をしているのかを知りたくて、よくホームページを見たりするのですが、きんそくさんのサイトはひときわ印象に残りますね。一歩抜きん出ているというか、しっかりとした姿勢が伝わってきて、「すごいな」と素直に思いました。
- きんそくのサービスに関して、「こういうものがあれば嬉しい」と思われることがあれば、ぜひ教えていただけますと幸いです。
- BIM/CIMについては今勉強しているところなんですが、まだまだ知識が足りないと感じる場面も多いです。なので、そういった分野の学習会や勉強会の機会があると非常にありがたいですね。技術そのものは魅力的で、もっと活用していきたいと思っているので、理解を深める場があれば、現場でもより効果的に使えるようになるんじゃないかと思います。
- きんそくでも「建設タスケル」というサービスを始めました。ICTやCIMの内製化支援を通じて、悩んでおられるお客様のサポートを行っています。
- 今は技術がどんどん進化して、若い職員でも数字を入力して、それを機械に取り込めば自動的に位置を教えてくれるような時代になっています。それ自体は便利でありがたいんですが、一方で、「そのデータが本当に合っているのか?」「現場でちゃんと機能しているのか?」といった判断力が求められる場面もあります。 私たちの世代は、現場で丁張をかけて、自分で計算して、「1割5分で高さが10cm変わったら、どれぐらいバックしないといけないか」なんてことを手で計算していました。目で見て、感覚で判断していた部分も大きかったんです。 今の若い世代は、そうした経験が少ないまま機械を使いこなしてしまえる分、逆にそこが気になるところでもあります。 だからこそ、「タスケル」のように、基礎からしっかり教えてくれる場があるのは本当に心強いと思います。ぜひ、またいろいろ教えてください。
- 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 いただいたお話は、今後のサービス向上にしっかりと活かしてまいります。
- こちらこそ、ありがとうございました。お話しすることで、自分たちの仕事を振り返る良い機会にもなりました。今後とも、よろしくお願いします。