2025年5月28日
テーマ『磨すれども磷がず』
今月の「致知」特集のテーマは「磨すれども磷がず」です。
コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい代表推薦優良感想文を掲載いたします。
代表推薦優良感想文
テーマ:『磨すれども磷がず』
私は掃除が好きだ。本社の時は毎日2階に行って気になる部分を掃除していた。3階に比べて遥かに2階を掃除する人が少ないからである。色んな箇所を観察して昨日とは絶対違う所をする事を心がけ、気付けない事を気付けるようになる練習を兼ねていた。建築に異動して、私は念願のトイレ掃除になった。便座と蓋の繋ぎ目の埃だけ毎回の悩みだが、新聞紙を持参して鏡をピカピカにし終えたら、「よし」と気合が入るのである。本社では心折れたトイレットペーパーの三角折りも建撃に来てからは言ってはいないが他の方も気にして三角にしてくれる。それを入った瞬間に見る事で、嬉しさを感じられるのである。頭の良さや仕事の能力は人それぞれだが、当たり前の事をちゃんとする事は誰にでも出来る。私は掃除に手を抜かない。あいさつも元気だけは心掛けている。ラジオ体操も本気でやる。誰でも出来る事を出来なければ、仕事が出来るはずはないと思っている。きんそくは掃除に対し、人によって意識が違う。自分の机だけきれいでは全体は良くならない。習慣は才能を超えると唱和するが、掃除を習慣にし、掃除から学びとってやろうと取り組む人はいったいどれだけいるのだろうか。ちなみに男子トイレは辻所長がされている。毎日辻所長とシャコシャコキュッキュ壁越しにやっていると、何だか嬉しい。人の根元はこういった所をちゃんと出来る人だと思うし、そうなりたいと思う。「磨すれども磷がず」な人かどうかは、見ていれば分かる。人として、たくさんの当たり前がちゃんと出来るように日々己をみつめていきたい。 きんそく建築測量 営業部 C.Y |
テーマ:『磨すれども磷がず』
鍵山さんの「すさんだ心の集団、会社ほど悲惨なものはありません。それよりも郵便を届けてくださる方、出前を持ってくる人、商品を届けに来る人、運送会社の運転手さんといった人に思いやりが持てるような会社でありたいと思います。」というお言葉に、私は初めての子育て中に出会った、大手スーパーのとある店員の方を思い出しました。当時は乳児への向き合い方の要領も力の抜き方も分からず、睡眠不足でも体調不良でも子供から目が離せないでいました。外に連れ出すと寝始めるので、いつものようにそのスーパーを目的地に出かけました。大した買い物もせずウロウロしていると、その方が笑顔で声をかけてくださいました。純粋に温かい気持ちで接していただくことで、その後は心の余裕をもって息子に笑顔で接することができました。その方はレジご担当なのですが一人一人のお客様に目を見て笑顔で挨拶し、常連のお客には負担にならない程度の時間で世間話もされています。大手スーパーでは、お客様からも回転率とスピードが重視されそこまでの接客は求められていないのかもしれません。ですが、私はその方と会話を交わし、笑顔と元気をもらいたくて、そのレジに並びます。大きなスーパーなので、その方は様々なお客様に対して接客をしてきたはずです。それでも、「色々な修羅場をくぐってきたのだから怖いものなどない、自分は強いんだぞ」というような態度をとらず、誰に対しても笑顔で元気の出る接客をされています。まさにいつも純粋で柔軟な心を持って、仕事に打ち込んでおられます。出会って13年たちましたが、この間、その方のお子さんの成人式のお写真を拝見できました。お互いの子供の鑽成長を喜ぶとともに、改めて当時抱いた感謝の思いをお伝えしました。その方のように真心を磨き、人に元気を与えられるような人間性を身に着けられるよう、日々のフィロソフィ教育や業務を通じて自己研鑽に勤めたいと思います。 きんそく建築測量 事務G A.S |
テーマ:『磨すれども磷がず』
昔働いていた会社が、在職中に倒産した。その会社は、社員も顧客も大切にせず、親会社にへつらうことばかりに熱心な様子が目に見えるようだった。そうした姿勢の会社だったからこそ、最終的には倒産に至ったのだろう。今私が働いているきんそくは、社員もお客様も、今回の特集にも出てくるが「運送会社の運転手さん」までも大切にしていると感じる。日々、会社に配達に来る運送屋さんや郵便屋さんに、飴を数個入れた袋をお渡ししている。最近は急激に熱くなってきたので、熱中症対策のタブレットも入っていたりする。毎日のようにお渡ししているが、毎回「いつもありがとうございます」と言っていただける。玄関へ出たときに、この飴の袋を持って行き忘れると、気づいた人が「はいどうぞ!」と配達に来た方へ渡しに来てくれることもある。これは自分だけでなく、そこにいる従業員皆が、配達に来て下さる方に思いやりを持った行動をしている。それが実践されているという事は、それがきんそくの社風なのだと思った。普段から代表や部長から、「よい社風」という言葉を聞いてきたが、今回の致知を読み、こんな形で「よい社風」というものを感じることが出来、嬉しく感じた。そして今後も、「いつもありがとうございます」と言っていただけるような行動を心掛けていきたい。 本社 管理部 M.S |
テーマ:『人を幸せにする経営のあり方』
「幸せ」を意識して生活するのは、普通ならあまりないと思う。どちらかというと、何か嫌なことに直面した際、「不幸だ」と思って逃げる人の方が多いだろう。しかしきんそくでは経営理念に「物心両面の幸せを追求」とあり、常日頃から幸せについて考え、意識する癖がついている。自分だけじゃなく仲間やお客様の幸せまで考えるから、あらゆる形の幸せに気づく心が養われる。私はここに最大の幸せの種が詰まっているように思う。種があることに気づけたら、あとは蒔くだけ。行動するしかない。前期から挑戦しているリスキリングもその一つだ。昨年は「私頑張った!できた!」と思うばかりだったが、今年は「こんなに準備していただいて、担当者はもっと大変なんだから私もしっかりやろう!」と思うようになった。与えられる環境に感謝し、「講師をやってよかった」と吉岡さんに感じていただけるよう、一歩ずつ学んでいきたい。そして会社にも「リスキリング制度を始めてよかった」と思わせられるよう、成長することが目標だ。幸せに一つ気づけば、心がじんわりと温かくなる。きんそくでの日々はそれの連続だ。だから益々仕事や会社が好きになる。ここでの学びは「こうしなさい」ではなく、自身で気づくようにヒントを散りばめ、丁寧に道を示してくれる。押し付けじゃなく、根気強く導いてくれる。命令する方がずっと簡単なはずなのに、そうしないのは人を生かす経営をしてくださっているから。従業員を大切に想ってくださるから。私達はいつだって代表の大きな愛に守られている。いつか絶対代表と副社長に”日本ーのきんそく”の姿を見せたい。種を蒔くのも花を咲かすのも、私達従業員にしかできない特権だ。 和歌山支店 管理部 M.I |
テーマ:『磨すれども磷がず』
心をすさませない。最近、役員方を騒がせてしまった測量報告書の件で、様々な方からお気遣いの言葉をいただいた。中でも嬉しかったのは、福田役員からの、リーダーとしての役割をしてくれてありがとう!といったメッセージだった。プラットフォームとして、和歌山支店だって力になれるぞ!というところをアピールしたかったのだが、品質の低さか露わになってしまった。自分が作業すればよかったのではないか、自分がチェックすればよかったのではないかなど、たくさんの後悔で申し訳なくなっていたところで、とても救われた。次長からも申し訳ないとお声をかけていただいた。私の心がすさまないようにと気遣いを感じて、とてもありがたかった。何の因果か、イノベーション創出会議の測量報告書統一部会のメンバーにも追加していただいた。これを良い機会だと捉え、和歌山支店の品質向上のために努めたい。後悔している時間すら惜しいくらい、自分にはたくさんの役割がある。そのすべてに、いつでも前向きに、全力で挑みたい 和歌山支店 技術部 S.N |
テーマ:『磨すれども磷がず』
「磨すれども磷がず」という言葉には、どれほど困難に遭っても、本物の志は薄れることがない、という意味が込められていると知りました。私はこの言葉から、きんそくでの広報の取り組みを思い返しました。きんそくには、数年前まで”広報”という役割が存在しませんでした。良い商品・サービス、代表の熱い想いがあっても、それを誰かに伝える手段がなければ、その価値は埋もれてしまいます。だからこそ、今の広報室は”発信力”に力を入れ、特に代表のメッセージを社内にしっかりと届けることに力を入れています。それは単なる情報だけの発信ではなく「きんそくがどこへ向かおうとしているのか」「どういう想いで業務に取り組むべきか」という”志”を伝える役割でもあります。最近では、きんそくのように伝えることに力を入れられている会社はなかなかないと聞く機会が増えてきました。広報活動をはじめたばかりの頃は、「本当に意味があるのかな?」と半信半疑でした。しかし今、情報発信を通じて社内の空気が変わり、仲間からの反応も返ってくるようになり、少しずつ手応えを感じています。「磨すれども磷がず」という言葉のように、どれだけ時間がかかっても、本物の志は揺るがず、やがて形になっていくと信じられるようになりました。これからも、きんそくの想いや姿勢を、丁寧に、力強く伝え続けていきたいと思います。 広報室 Y.H |
テーマ:『磨すれども磷がず』
先日、四国に旅行に行った際に、請求担当として関わっていたトンネルを偶然通りがかりました。調べてみると今年の3月末に開通したばかりだったようで、できたてのとてもきれいなトンネルでした。自分が関わった業務の完成した構造物を目の当たりにしたのはこれが初めてでした。きんそくが道路やトンネルといった国土のインフラに関わる仕事を担っていることはもちろん理解していましたが、毎日社内で業務をこなす私には、自分もその一端を担っているということへの意識が薄かったように思います。しかし、実際に完成した構造物を見ると、自分もほんの少しでもこの完成に携わったのだという誇らしい気持ちになりました。こうして人々の生活になくてはならないものを作り支えているきんそくはやっぱりすごいと思うと同時に、そんな会社で働き、自分もその一端を担っているということを改めて感じました。今後も自分の仕事に精一杯打ち込もうと、気持ちを新たにする良いきっかけとなりました。「磨すれども磷がず」のように、強く堅い志をもって日々の仕事に取り組んでいきたいです。 京都支店 営業部 S.K |
テーマ:『病がひらいてくれた人生』
長年の原因不明の不調を、食物の自然の持つ力で改善されたお話に共感した。私は普段、母という立場もあり毎日食事を手作りしている。月に数回、外出した際などに外食をすることはあるが、どんなに疲れているとしても基本的に外食をするという選択肢はなく、私の1番の役目は食事を作ることだと考えている。大変なこともあるが体が動くのは、それが体にとって良い事だと知っているからだと思う。子供の成長のことを気にして、栄養や添加物に関する知識を身に付け、体に悪い食べ物を避けるようにしているうちに、例えばジュースを飲んだときに添加物の入っているものは舌がビリビリするように感じたりして、自然と昔よりジュースを飲みたくならなくなった。もちろん外食もおいしいし子供たちにインスタントの物やジュース等も与えてきたが、最近は成長に伴い子供たち自身があまり選ばなくなってきたと感じる。食事作りは毎日のことなので面倒に思うこともあるが、最近パンを作るようになり、手間がかかってもシンブルな材料で作った焼き立てパンはやっぱりおいしいし家族も喜んでくれるので、手間以上の大きな物が得られる。それが楽しくて私は食事作りを続けていけるんだなと感じるし、子供にも食べる事の大切さを伝えたい。対談の中で「生きることは生活すること」とあり、毎日の食事作りや掃除をしたり日常を整える事が改めて大事だと痛感した。どんなに夢や目標があっても健康的な生活の基盤がないと努力を継続しづらいと思うので、これからも無理なく楽しく体を大切に日々を過ごしていけたらいいなと思う。 京都支店 営業部 E.S |
テーマ:『磨すれども磷がず』
米澤氏と栗生氏の対談を読んで、自分自身の経験と重なる部分が多く、大変共感しながら一気に読みました。私も病気をきっかけに、自分らしい人生を歩み始めた一人です。私の両親は教員で忙しく、食事はいつも市販のお惣菜。手づくり料理を食べた記憶はほとんどありません。子どもの頃は、お菓子で空腹を満たすのが当たり前で、その食生活の影響か、便秘と下痢を繰り返し、頭痛薬が手放せない生活を送っていました。さらには、摂食障害も経験しました。そんな私が変わるきっかけとなったのは、断食道場やそこで教わったマクロビオティック料理との出逢いでした。「体は食べたものでできている」という言葉を、身をもって実感するようになりました。長女は生まれてしばらくしてから、すぐに重度のアトピーに悩まされましたが、薬に頼らず自然治癒で治すことを選びました。夜中にかきむしる娘を見守り、眠れない日々もあり、周りから心ない言葉をかけられることもありましたが完治した今では、大切な思い出ですし、様々なことに気づかせてくれた娘の症状に感謝しています。そして、健康の土台を娘に与えられたことは私の誇りです。「生活が一番大事よ」という対談中の言葉は特に心に残りました。現代の便利さの中で昔ながらの大切な文化が失われつつあります。私は今、子どもたちと一緒に手づくり味噌や家庭菜園を楽しみながら、生活の中にある知恵や工夫を、子どもたちへ、そしていつか孫へ、伝えていきたいと強く思っています。 北陸営業所 事務G Y.O |
テーマ:『人を幸せにする経営のあり方
ある土曜出勤日のことだった。和歌山支店のNさんから、ビルトインエアコンの掃除について教えてほしいと連絡があった。東京営業所はテナントで定期的に清掃が入るため、特に手配はしていない。何か助けてあげられることはないかと考えて、いつもは土曜休みの管理会社の方がたまたま同じフロアにいらっしゃったので、「ちょっと聞いてくるから待っててね」と伝えた。彼女が分室の準備に、時には涙しながら、夜遅くまで奔走していた毎日を知っているだけにどんな小さなことでも助けになることがあればと、気持ちと同じくらいのスピードで私の足も動いていた。管理会社の方に伺うと、こちらの状況をよく聞いてくださって「次に清掃するとき動画を撮ってお送りしますよ」とまで言っていただいた。名刺交換をさせていただくと、お一方は常務取締役の方だった。話をしているうちにその方が「きんそくさんって測量の会社なんですね。元は近畿測量で。HP見させていただきましたけど、奥野さんでしたっけ?素晴らしいですね。いい会社ですね」と言っていただき、まさかそんな話題になるとは思わず、とても驚いた。事務所に戻る数メートルの廊下で、嬉しくて笑顔になった。と同時に、せっかくほめていただいたのだから、私もきんそくの名に恥じないような社員でいなければと、にやけた口元をきゅっと引き締めた。 東京営業所 技術部 K.T |
テーマ:『病がひらいてくれた人生』
昨年末、義父が末期がんだと宣告された。毎年かかさず健康診断もうけていたし通院もしていて、自覚症状はゼロだったのにもかかわらず、発見した時には既に手遅れで手術などはできないと言われた。真面目で穏やかで誰よりも健康的な生活をしていた義父がなぜ⋯と家族全員が思ったが、病院では遺伝子の突然変異だったため、早期発見は難しかったといわれた。そういわれても仕方ないねっともなるはずもなく、家族は落ち込み、病気になった義父は病人になった。義父のパソコンはあっという間に、調べ上げた癌についての情報、相続などでいっぱいになった。先日の連休も入院していた義父の顔を見に帰省し、元気づけようと思っていたが、義父は予想に反してとても明るい表情をしていた。残された時間がどれだけかわからないけど、残された時間をふさぎ込んで生きるより天命に任せて有意義に過ごすって腹をくくったのだと話をしてくれた。とにかく生活を整える事から始めたという。睡眠をとり、体を動かし、たくさん笑い、美味しいものを食べそうして心を整えているといっていた。野菜を育てるのが趣味の義父は連休も夏野菜の苗を一生懸命整えながら、感染症が怖いから本当は土いじりしたらダメって言われているんだと、でも、俺から畑仕事をとったらストレスで癌が進行しちゃうよとお茶目に笑っていた。そんな義父の最新の検査結果が少し数値がよくなっていると聞き、正しい生活を心がけること、心を整えると体調にも影響することの大切さを実感した。 東京営業所 営業部 A.O |
テーマ:『磨すれども磷がず』
本特集を読み、自分の志は何なのかを見つめなおした。きんそくに新卒で入社して4年が経ち、少しばかり慣れてきた。4年の内に本社技術部での研修から始まり、本社営業部、名古屋営業所営業部、名古屋営業所技術部と様々な場所で経験を積ませていただいた。直属ではないが後輩も入り、班長を任されるようになり、私は我武者羅に突き進んできたのかと今になって思う。否。私は少しばかり甘えていたのかもしれない。これまで致知を拝読し感想を書き続けてきたが、やはりまだ成長をしているのか疑わしいところが多々ある。そのような中で、志を見つめなおしたい。鍵山秀三郎氏の話に触れ、語られた内容を読み込んで思った。やはりまだ私には何もかもが足りていないのだと思った。営業スキルも技術力もなにもなく、むしろ下手に知っている分、中途半端でたちが悪い人間なのだ。いいように捉えれば攻守優れたスポーツ選手などといえるだろうが、この場合は全くそうじゃないんだと思った。昨年、常駐現場に行った際、思い違いと報連相不足でお客様に多大なご迷惑をおかけしたことがある。H所長、M次長に助けていただき事なきを得たが、その後、H所長から言われたことが強く印象に残っている。「こなれてきた時、何か周りを巻き込んだ失敗をするんだ」。その時から、私は中途半端で代表のフィロソフィーも経営計画書の内容もまだ吸収できていないと強く感じた。そして今回、私はその中途半端な部分を正していくことこそが、私の身近な目標であり志であるのだと気付かされた。 名古屋営業所 技術部 N.F |
テーマ:『鍵山氏の言葉から考える』
鍵山氏の言葉の一つに「自分の能力をはるかに超えることを求められる環境に身を置いた時に初めて人は成長していく。」と記されているのを読み、今まさに自分が置かれている立場と重なる所があると感じた。10年ほど前から京都のまち、文化遺産を大地震で発生する可能性のある同時多発火災から守ろうとする研究に携わっているが、この半年前から、ドラスティックに展開し、市役所OBで長らく研究会の参画して来ただけの理由から様々な場面で表舞台に引っぱり出されつつある。研究会のトップである著名な地震工学者に何故か気に入られ、6月には、政府の国土強化本部長である総理補佐官との協議の場にも同席まで求められる始末、まさに「自分の能力をはるかに超える環境」に自分の意志に反して放り込まれている。ちなみに研究会のメンバーは明治期に琵琶湖から疏水を導き京都再生を果たした田辺朔郎先生に心酔し、何とか成果を出して、京都ひいては日本の為にと考える人々ばかりである。その人たちの期待に少しでもお役に立てればと開き直るしかないが成長の限界を迎えた我が身には辛くも少しだけおもしろい日々がもう少し続きそうである。 京都支店 技術部 S.Y |
テーマ:『磨すれども磷がず』
「磨すれども磷がず」という言葉に初めて触れ、その意味を知った時、私は人としての芯の強さや、長い時間をかけて築かれる確かな実力というものを思った。本当に堅いものは、一朝一夕では決して手に入らないし、ただ漠然と繰り返すのではなく、意味を問い、工夫を凝らしながら、何度も自分自身と向き合い、時にはつまずきながらも、それでもなお進み続ける中で、ようやく形になるものなのだと思う。そのような、時間をかけてじっくりと積み重ねていくことの難しさと大切さを、この数ヶ月間、測量士補試験対策の勉強会の講師として参加者の皆さんと時間を共有する中で改めて思った。その中で、一人ひとりの理解の速さや疑問に感じる点、取り組むことへのモチベーションはそれぞれ異なり、教えることの難しさを毎回痛感した。同じように説明をしても、すぐに理解する人もいれば、そうでない人もいる。その都度、どうすればより深く理解してもらえるか、思案を重ねる日々だった。そんな時、ふと思い出したのが、以前の職場で出会った先輩の言葉だった。「今は説明の意味が分からなくても、聞いたことを頭の片隅に覚えておきなさい」当時は深く考えることはあまりなかったが、人に教えてみるという経験を通して、この先輩の言葉が、すぐに理解できなくても諦めずに学び続けることの大切さを教えてくれていたのだ。それは、時間をかけて理解が深まることを信じ、辛抱強く見守る、温かい励ましでもあったのだと今にして思う。いよいよ試験日が近づいてきた。結果がどうなるかは誰にも分からない。だが、参加された皆さんが懸命に努力を重ねてきた事実は、決して無駄にならないはずだ。今年積み重ねた知識は、間違いなく成長の糧となり、今後のさらなる土台となる。だからこそ、自信を持って試験に臨んでほしいと心から願う。 京都支店 技術部 M.Y |
テーマ:『磨すれども磷がず』
「磨すれども磷がず」を読んで、どれだけ磨いても薄くならない志を持ち続けることの大切さ、そして掃除を通して社風を築いた鍵山さんのことを学びました。この記事を読みながら、きんそくのことを思い出しました。実際に、奥野代表が朝早くから会社周辺の掃除をされている姿を何度か目にしたことがあります。その姿から、きんそくはただの職場ではなく「生き方」を社員に教えようとしている会社だと感じました。私自身も今のきんそくでの経験を通じて、日々の小さな積み重ねや、目に見えにくい行動の価値について多くを学びました。今後新たな道を歩むことを考えておりますが、ここで得た学びと気づきは生涯大切にしていきたいと心から思っております。これまで温かくご指導いただいた先輩たち、そして日々多くのことを学ばせていただいたきんそくに、心より感謝しています。本当にありがとうございました。 京都支店 技術部 N.T |
テーマ:『人を幸せにする経営のあり方』
最近、我が家では、食器を洗うのが私の役目になった。まだ、役目になったと認めていない気持ちもあるが、「ありがとう」と言われると、自分の仕事と認めてしまう。食洗器があるので、機械にいれると洗って乾燥してくれるが、私は手洗いし熱いお湯で洗剤を洗い流す。その方が油汚れが取れると思っているからだ。長年、妻まかせであったのに自分の仕事となると、ゴミは捨てておいてほしい。汚れは軽く流しておいてほしい。注文を付けたくなる。時々、小言を言ってしまうと妻から反撃される。妻は洗濯や掃除をしている。買い物をし、料理もしてくれている。妻がいつもしてくれていることが当たり前のように思い感謝を忘れていた瞬間。妻を不快にさせた瞬間。その瞬間、自分中心になり妻への感謝を忘れていた。人に不快な思いをさせない行動や言動が、自分も不快な思いをしない。いつもありがとうの気持ちがあれば、少し違う言い方で思いが伝えられたのだろうと反省。仕事も仲間と協力して成果を作り出し、お客さまに提供している。自分が頑張るのは当たり前ではあるが、自分一人でしているのではない。感謝の気持ちを忘れずに仕事に臨みます。 京都支店 技術部 M.K |
テーマ:『磨すれども磷がず』
鍵山秀三郎師の金言が紹介されている。 代表取締役社長 奥野勝司 |