致知3月号感想文 木鶏会

2022年3月16日
テーマ「渋沢栄一に学ぶ人間学」

今月の『致知』特集のテーマは「渋沢栄一に学ぶ人間学」です。コロナウイルス感染拡大防止から今回の社内木鶏会は中止となりました。今月も仲間が書いた、素晴らしい社長推薦優良感想文を掲載いたします。
 

社長推薦優良感想文

テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
今回の特集の中で、「物事に真心を尽くし、人を思いやる」心「忠恕」という言葉を初めて知りました。この言葉が頭の片隅に残る中、3月11日を迎えました。11年前、大津波警報に従い、気仙沼市が指定した避難場所に避難した地元住民が50人あまり命を落とされます。震災に備え、避難計画を作った市の担当者の思いは想像に固くありません。その中心人物とお会いする機会があり、10年あまり交流が続いています。今年も「この時期が来るとやりきれない」との言葉を吐露されています。私は返す言葉が見当たらず、彼からお聞きしたエピソードを逆に返しました。その内容は、災害直後、地元が自治会長から「あんたは自分を責めているだろう。しかし、地元の皆は誰もあんたを恨んでいない。多くの命が救われたと感謝している。それだけ伝えにやって来た」というものでした。行政職員は多くの場合、「結果責任」を問われ、途中で頑張っても評価されないケースがほとんどです。今回の災害も多くの命が失われた事実から、行政のミスと位置づけられます。特にマスコミの餌食です。しかし大切な本質を見逃しています。会長の「あんたは住民のためによく頑張った」という言葉の中に結果だけではなく、そのプロセスも大切だという事が示されていると私は感じています。そこには「忠恕」の心がはっきりと感じとられます。この背景があってこそ、結果は二の次、損得関係なく「人のため」に尽くしている事を知っている、心底から分かり合える 人間模様を忘れてはならないと思います。お互いの信頼のもとに、物事を進めていく。その礎となる忠恕という姿勢はクライアントに対する技術者としてはもとより、人として大切な姿勢の一つであることを忘れないようにしたいと思います。
 
本社 技術部 山田
テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
「忠恕」(物事に真心を尽くし、人を思いやる)アメリカで激しい反日運動の最中、栄一氏は日米親善のために、渡米し、会いたくないと言われながらも、言葉を交わしてくうちに、反日運動のボスは栄一氏のファンになられた。これは私たちの日々の業務でも十分考えられるシチュエーションであると思います。日々、営業をしている中で、クレームが原因でお客様に一線を引かれてしまうことがあります。こうなってしまうと、なかなか謝罪に伺いたいのに、会っていただくことすらも困難になります。私も以前、クレームが発生した現場があり、遠方地であったため、お客様からもわざわざ来なくていいと言われましたが、片道4時間かけて謝罪に伺いました。現場にどういった迷惑が掛かっており、お客様がどのように感じられているか、お話を直接聞きクレームを自分事として考えるいい機会となりました。帰り際に、遠いところまでありがとう。わざわざ来てくれて、気にかけて貰っていることが伝わったとお言葉頂きました。工事竣工の際には、無事に竣工の完了の連絡も頂き、次もよろしくとお言葉頂きました。ファンと呼ぶにはまだまだ及びませんが、あの時現場に走ってよかったと改めて感じました。クレームはスピードが命といいますが、それ以外にも、目の前にいる人に心を傾けることも重要と学ぶことが改めて出来ました。
 
本社 営業部 木村
テーマ:『人間力を高める「論語と算盤」の言葉』
 
きんそくも31期に入りました。新年度というのは、いかなる時も身が引き締まる思いがします。この1年を充実し成長していける年にしなければと思いつつ、現状維持で精一杯の自分に気付かされます。朝会での奥野代表の言葉、朝礼での今中部長の言葉の重みが自分の胸に突き刺さり、日々反省の繰り返しです。三次元の変化の時代に、働く者たちの変化も急速に進んでいます。そのような時代だからこそ、また没後90年という節目もあって、今渋沢栄一氏が注目されているのかと思います。渋沢氏の功績は常々知ってはいましたが、どのようにして功績を成し遂げられたのか、どのような人物なのかなどはほとんど知りませんでした。読み進んでいくうちに、どんな人でどんな言葉を残し、どれほどの影響を多くの人たちにもたらしたのか、もっと知りたいと思うようになりました。「厳しさと優しさ」それが人の心に響き、人を動かすことができたのか。人に考えさせ、自ら行動させるように導いたのか。先日朝礼で今中部長が、働くとは、営業マンとして受注成績を上げるだけではない。50代、60代になった時にどういう人になれているか、人間として成長できているかを見据えて仕事をしていくことが大事だと言われていました。若くしてこのような事を教えていただける人はすごく幸運であり、ふと私の息子たちもこのような幸運をいただけているだろうかと思いました。私自身もこの年齢になってしまいましたが、その言葉をしっかりと受け止め、また受け止められる柔軟な心を持ち続けたいと思いました。
 
本社 営業部 清水
テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
目の前の人に心のすべてを傾けて対応したというエピソードで誠実に取り組めば必ず返ってくるのだなと感じたし、思い出した出来事がある。以前おっしゃっていただいた、お客様の一言でいまだに覚えていることがある。安全書類作成を担当していた時に、お客様が最初に目にする書類だから、間違いないように作成するのは当たり前で、ファイルする時もズレなく表紙もキッチリ綺麗に仕上げてお渡ししようと心がけていた。 依頼された社内の方から「現場の担当者様が早く綺麗に仕上げてもらえて助かったって言うてはったよ」と聞いた時に、無駄じゃなかったなと思った。褒めていただいたと聞いたのはその一回限りで、10年ほど前の出来事なのでお客様は絶対に覚えておられないだろうが、私は嬉しかったことを未だに覚えている。事務の仕事は直接お客様とやり取りする事は少ないし、評価していただくこともあまりない。だけど、社内の方からの依頼の先には必ずお客様がいて私の作成したモノが雑にやったのか、丁寧にやったのか必ず分かると思う。社内の方も、依頼するときにこの人なら期日内にキッチリ仕上げてくれると信頼し、任せられる人の方が安心して他の仕事に取り組むこともできるだろうと思う。私の目の前にお客様はいないが、社内の方を通してお客様とやり取りしている。この事を忘れず目の前の「人」 と「仕事」に気持ちを込めて取り組み、対応したいと思う。
 
本社 管理部 伊藤
テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
渋沢栄一の代表的な著書は「論語と算盤」 であろう。論語とは「道徳」そして算盤とは「利益を追求する経済活動」を意味している。渋沢氏は、実業家で、約480社もの企業の創立・発展に貢献した。又、清水組(現在の清水建設の前身)の相談役を30年以上務め、同社の経営指導を行っている。それ以来、清水グループの社是として論語と算盤の思想が受け継がれる。余談ではあるが、渋沢氏の邸宅は清水組が建設し、百数十年経った今も現存しているとの事です。さて、特集に話を戻しますが、渋沢氏が好んだ言葉として「天意夕陽を重んじ、人間晩晴を尊ぶ」の紹介があります。朝日の美しさは言うまでもないが、夕陽の美しさも格別である。太陽は一日中働き、沈む瞬間に一際鮮やかな光を放つ。人間もまた夕陽の様に、晩年になればなるほど晴れ渡り、残照で周囲を照らすような生き方をしなさい、ということをこの言葉は教えていると説明されています。私も60代後半にさしかかっておりますが今なお、人生とは?と自問自答しても、うまく行かないことだらけの繰り返しと思ってみたり、これだという正解は見つかりません。人生の晩年にさしかかり、この言葉の様に、周囲を照らすような生き方ができれば良いと念じております。話は変わりますが、木鶏会の感想文を提出するのも今回で最後となりました。きんそくのお役に立てなかった事、本当に残念でなりません。皆様の今後のご活躍ときんそくの成長を少し離れた所から見守りたいと思います。
 
本社 管理部 田中
テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
先日の絆の会で30期のアメーバの結果が発表され、和歌山ICT2Gの結果は14.5%でした。目標の15%に惜しくも届きませんでした。他のグループが壇上に上がるのを見て、非常に悔しい思いをしていました。大西専務からは、Z-boatの償却を早めたり、営業研修をしたり、未来に向けて投資した結果だとフォローしてくださいましたが、それでもやはり悔しかったです。そして、結果が出た後になって悔しがっている自分自身に腹が立ちました。何か一つでも手を打っていれば、達成できたのではないか、自分の熱意が足りなかったのではないか。私は普段から静かな方で、あまり熱意を表に出すタイプではないですし、実際に熱意や闘争心といったものは自分に足りていないところだと思います。「血の熱い男」とまで呼ばれた渋沢栄一氏には学ぶところが非常に多くあると感じました。三つの魔はまさにそうで、成長発展には欠かせない要素だと思います。新しい期が始まった今こそ、新しい目標に向かって、周りを巻き込みながら、もっと熱い男にならなければならないと思いました。
 
和歌山支店 技術部 平岡
テーマ:『渋沢栄一に学ぶリーダーの条件』
 
この対談を読むまで、 清水建設様と渋沢栄一氏にこんなに深い繋がりがあるとは知らなかった。論語と算盤と聞くと、私には難しそうなイメージがあり敬遠してしまう。しかしこの対談を読むことで、気づいたことがある。論語とは倫理・道徳のことで、算盤は利益のことを指している。ということは、「論語=経営理念・フィロソフィ」で、「算盤=経営計画書の実践による利益追求」になる。 あ、これ毎日きんそくで追及してることと同じだ。私、ずっと「論語と算盤」の教えを授けられていた。「清水建設さんって本当に凄いな~」と読んでいたら、「きんそくって凄いでしょ!」に変わっていった。今月のテーマは難しそう・・・と思いながらも、丁寧に自分が納得できるまで読むことで、見えたことだった。コロナ渦の生活も丸2年が過ぎ、不便だ退屈だと感じていたことにもすっかり慣れてしまった。ただ、コロナ渦のおかげで嬉しい変化があることにふと気づいた。外で使っていた時間が全て家の中で使うようになったので、いつの間にか、それ以前より丁寧な生活をするようになっていたのだ。時間がかかると避けていた料理やお菓子を作り、掃除機ではなく箒がけと雑巾がけにする。叩いて伸ばすだけだった衣類の皺も、しっかりアイロンを使う。コロナ憎しと思いながら、それがあったからこその丁寧な生活を楽しんでいる。人間ってその気になれば何にでも順応できるんだな、と感じた。あれこれ嫌いというのは簡単で楽だと思う。でも、それを言葉にするだけで、未来を一つずつ壊していってる気がする。「私はリーダーじゃないからこの対談は無用だ」ではなく、「私の人生のリーダーは私だから」と捉えると、全て必要になる。「repeat,repeat,repeat…。」と言われるように、きんそくフィロソフィを何度も何度も繰り返し学び、経営計画書を実践することが一番重要で、そんな私達でこれからのきんそくの「芯」を創っていきたい。
 
和歌山支店 管理部 今里
テーマ:『人間力を高める『論語と算盤』の言葉』
 
プロのスポーツ選手が、 周囲が期待するような成績を残せなくなっても自らの使命を全うするために最後まで諦めずに選手であることを続けたこと、また、選手のためになるかどうかを常に考えている監督の心のあり方に強く心を揺さぶられた。特に「どんなに苦しくてもがむしゃらに泥だらけになって最後までやり切る」という栗山監督の言葉はあらゆる苦境に直面した際に思い出したい言葉となるであろう。先週息子が新型コロナウイルスに感染してしまい、その数日後には私も陽性判定が出てしまった。家庭内感染で一家全滅である。幸い症状はそれほどひどくなかったが、食欲もない中、不思議と仕事をする気力だけは溢れていることに驚いた。仕事を終えると食事を作る気力もなければ、入浴する気力もなかったが心は満たされていたように思える。人間の体を動かす電池は、心であるという考え方を思い出し、心を目一杯前向きにしたら、何とか動くことができたのかもしれない。私の姉は30代で二度の癌を経験した。二度目の癌が発覚したとき、病院の駐車場から泣きながら電話をかけてきた姉に当時の私は、かける言葉の難しさに戸惑った。そんな姉も今では社会復帰し、カウンセラーとして働いている。その合間に、講演依頼があると、学校をはじめ、さまざまなところで講演をしているそうだ。年末年始に帰省した際、小学校で講演をした後に送られてきた。子どもたちの感想文を見せてくれた。中でも印象的だったのは「病気にかかったとしても、心は挫けないことが大切だと思いました。」という6年生の感想だ。やはりどんなときでも精神力ほど大切なものはないのかもしれないと、改めて感じる瞬間であった。まだまだ弱い私の心でも、がむしゃらに努力し続けることで、心の強さも身につけたいと心から思う。
 
東京営業所 技術部 高橋
テーマ:『特集「渋沢栄一に学ぶ人間学」』
 
上記テーマを拝読し、父の顔が浮かんだ。小さい頃から、仕事に真摯に向き合う父の背中をずっとみてきた。仕事柄住まいを転々としていたが、父の周りにはいつも人が集まっていた。自分が就職をしてから、この当たり前に見てきた父を心から尊敬するようになった。これはなかなかできることではない、と気付いたからだ。私は父に「渋沢栄一」について聞いてみたくなった。遠方に住む父に、自分のことで連絡するのは何年ぶりだろう。私からの突然の連絡に驚きながらも、「渋沢栄一」が生涯の信条としていた『忠恕』の精神はいつの時代でも必要だと思う、と教えてくれた。やはり父の心にも「渋沢栄一」の言葉があったのだと分かり、色々なことがとても納得できた。『忠』はこの特集にも一度出てくるが、調べてみると「論語と算盤」の中でも多く出てくる。「物事に真心を尽くし、人を思いやること」。それは、東京営業所の皆さんに、私が日々感じていることだった。お客様を念頭に置き、業務に妥協なく取り組む。知識を補う為の努力を怠らない。手を止めてしまう質問にも快く応えて下さる。一緒に考えてくださる。そんな皆さんの中に居るからだろう。「お役に立ちたい」「期待を裏切る結果にしたくない」という気持ちが日々の私の強い原動力となっている。しかし、明らかに私には知識が足りていない。時間がかかり過ぎてしまう。先日もそのように感じることがあり、達成感よりも反省が残ってしまった。気持ちは焦るばかりだけれど、今実践している毎朝の努力の積み重ねが実を結び始めた頃に、私はやっと「忠恕」=皆さんと同じスタートラインに立てるのだと思う。必ず立ちたいと思う。
 
東京営業所 技術部 安田
テーマ:『人間力を高める 「論語と算盤」 の言葉』
 
「成敗は身に残る糟粕」この言葉は、人間は人としての務めを全うする事を心がけなければならないという言葉だそうだ。 先日引退された齊藤祐樹投手の引退の挨拶、私もとても印象深かったのを覚えている。どんなに格好悪くても前だけをみてきた、思い通りにいかなくてもやり続けてきたことに後悔はないという言葉、この言葉こそがまさにカッコいいそのものだと思った。私も子供達には、まさにかっこよく生きてほしいと思う。我が家の次男はチャレンジをするのを極度に嫌がる。それは、クラスのお友達が失敗すると『だせー』というからだという。でも、自分の意思がないわけではない。家に帰ってきてこうしたらよかったと後悔している姿もよくある。そんな姿を見るのがもどかしくて、担任の先生に相談してみたところ次の日担任の先生は、子供達の前で「自分の意見を言わない人に、失敗した人を笑う権利はない。チャレンジして頑張った人を笑う人がそれこそ君たちの言葉を借りて言えば 「だせーやつ」です」と一喝したそうだ。もちろんすぐに何でもチャレンジする子になれたわけではないけれど、学校で彼は担任の先生が見ていてくれるから少しチャレンジするようになったと先生が教えてくれた。その後も、クラスでもめ事が起きた時も、きちんと自分の意見を言えて先生が褒めてくださったと後から聞いた。もちろんシラケた顔をした友達もいる。でも、自分の心がださいと思う生き方はしないでほしいと思う。私も、木鶏会を通じて人間力を高める大切さを日々学ばせてもらっているからこそそう思えるのだと思う。子供に負けず、私も私的な感情に負けずに、カッコいい人間になる努力を続けて行きたいと思う。
 
東京営業所 管理部 大山